地道に密教修行

天台寺門宗の祈祷寺院にて密教の修行しております「亮和(りょうな)」と申します。修行、信仰を通じて感じたことなどを綴っていきます。※過去(本格的な修行前)に「地道に観音信仰」というブログを運営しておりました。どうぞ気楽にコメントいただけると嬉しいです!

「逝って良かった」の真意

ここ数回、愛犬「るびぃ」のネタばかりで恐縮だが、先日「妻」との話で少し思うことがあったので記しておきます。 妻は,先だって旅立った「るびぃ」を「はやく逝けてよかったね」と表現した。 「良かった?」 ペットの死を「良かった」と表現するのはとても…

雲に乗る黄狐

荼枳尼天さまの頭に乗せる「黄狐」 仏画に見るお姿は、置物のように小さ過ぎて(頭に頂くので仕方ないが)遠目に見えないものが多い。だから頭の上だとどうしても小さくならざるを得ないので思い切って雲にのせて、お姿も大きくした。大きいと言っても女神さ…

悲しさとは違う「喪失感」の正体

愛犬「るびぃ」への沢山のお悔みのお言葉、改めまして感謝申し上げます。 二夜、「るびぃ」の亡骸と共にしましたが本日、無事に荼毘に付すことができました。 恥ずかしながら「るびぃ」の死によって、この歳ではじめて「喪失感」という感情に襲われました。 …

ご報告 愛犬るびぃのこと

先日、記事にした回復傾向だった愛犬るびぃ。昨日の昼間は、いつになく絶好調だった。久しくなかった「餌の催促」に元気に鳴いた。 散歩も足腰が大分戻って足取りも軽かった。「ああ、もう直ぐ全治するかも」 そんな期待をもしていた。 そしてどうしても取れ…

持物にみる「剣」と「刀」の違い

「左手持如意宝珠、右手把大刀」 先日、少し話題にした荼枳尼天のお経「刀自女経」の一節。 如意宝珠を持し大刀を把むと読める。 だから 手元にある破損した荼枳尼天のお像を「刀自女経」のお姿に修繕する際に、結構悩んでいる。 理由は右手に持つのは「剣」…

るびぃ……まだまだ生きるぞ!

愛犬「るびぃ」が、脳の疾患で重篤な発作を起こし、「もうダメかも」と覚悟した事を、記事何度か触れた。 ryona.hatenadiary.jp ryona.hatenadiary.jp 丁度、不動尊華水供の加他行修行中だったため急遽「るびぃ」の病気平癒を願目に加えて祈った。当時、何と…

一日一回だけ

昔、武術の技を習得するためには、一日何回の反復練習が必要なのかよく考えた。当時、結局結論は出ずに「なるべく数多く繰り返すことが肝要だ」という大雑把な理解でいた。 皆さんも何かを習得するためには悩まれた事あるのではないでしょうか?スポーツ、習…

仏像修繕にみる「失錯行為」と「夢」の情報

「尼僧・漫画家の悟東あすかさんの話ではご神仏を描くと、ご神仏から色々と描き方に注文が入るらしく……」とコメントで教えていただいた。 これに関しては「あ、わかるな」と思った。 私レベルが何言うぞ?と思われるかもしれないが、神仏相手だ、個人的には…

刀自女経

得度して間もないころ、荼吉尼天をお迎えするにあたり師僧より「荼吉尼天尊・稲荷大明神礼拝次第」をいただきこの次第書にある「刀自女経」をよくお唱えするよういわれひたすらこの経を拝んでいたことがある。 www.yamasa-bunseido.com 私がお迎えするお像の…

ウィキ侮るなかれ!?准胝尊のお姿について

先日ご紹介した、十六善神図に描かれている准胝仏母は胸の前で説法転法輪印を結んでいる。 しかしご本尊のお像は違う印相だ。 日本の普及している准胝尊はほとんど、十六善神図の准胝尊と同じく胸前で説転法輪印法を結び、中国、台湾のお像はほとんどうちの…

猫の不動真言?

少し前の動画だが、般若心経というよりは「ナマクサマンダ」に聞こえる。 前世は密教行者間違いないな(笑) 家の前まで来た侵入者(猫)を 変な般若心経みたいな呪文で 追っ払おうとする黒猫(笑) pic.twitter.com/f3243lXXby— tetsu (@tetsu19650303) 2019年7月…

小さな手、されど小さな手

昨日アップした手。 少し修正して大分整いました。 シレっと昨日の画像も入れ替えてます(笑) くどいですが、この大きさです。 記事が参考になったら クリック↓お願いします! にほんブログ村

新兵器導入!!

最近、あれ程毎日のようにアップしていた「仏像修繕」の記事がすっかりなくなって「もう飽きたのか?」と心配せれている人が大勢いると思いますが?(誰もいない?!)、安心して下さい……毎日必ず「修繕」の時間をとっています。 ただ、今取り掛かってる修繕…

生花と感染

最近のコロナ渦で「感染」ということに、皆が関心を示す以前に、すでに病院への「生花」の持ち込みに関して「禁止」としている病院が増えていることが話題になったことがあった。 記事にあるように「感染」予防という。 www.hanamonogatari.com これについて…

准胝仏母と十六善神

本尊の准胝仏母と大般若理趣分の行をしている最中だが、実は我が家の本堂に掛けてある十六善神図を見てほしい↓ この「十六善神図」は、中央に准胝仏母とそれを支える難陀、跋難陀龍王が描かれているのがなんとも珍しいのだ。 これは般若理趣分の真読を始めた…

般若理趣分の威力!?

今日、夕方になって急に愛猫の「みいこ」がぐったりしているのに気付いた。丁度餌の時間だったので餌を用意したのだが、普段は「ミャー、ミャー」と催促が激しいのに今日に限って動こうともしない。 またいつもはお気に入りの場所(そしてそれは猫が好きな高…

山形にある稲荷信仰のお寺

仏教における稲荷信仰の霊場といえば愛知の豊川稲荷、高松の最上稲荷が有名ですね。 ではそれ以外の霊場ご存知ですか? 実は山形に「神仏混淆の寺」として白狐山光星寺(曹洞宗)があります。東北にいながらも実は私もつい最近知ったのですが(汗) sotozen…

ひたすらお犬様の御札の本

注文していた「お犬様の御札」という本が届きました。本書を購入したのは犬が病気になったこととは無関係です……たぶん!? タイトルの通り「お犬様」の御札が沢山掲載されている本です。 最初から最後までひたすらお犬様という超マニアックな本ですが(笑)お…

放置されるお堂

昨日の夢の記録について、少し考察したいと思います。まずいきなり夢を壊してしまって申し訳ございませんが(夢だけに?)、夢に出てきた光景というのは「見ず知らずの場所」ではなく、あきらかに夢の元になった現実の場所が存在して、もっと言えばなぜあの…

月をかかげる朱雀像

先日記事にした「夢の話」をしてみたいと思います。わざわざ記事にするということは「少し不思議な話」ということになるのですが、こういう不思議な夢を見たり話したりするときには個人的にいくつか「注意しなければならないことがあるよね」と思っている。 …

明恵 夢を生きる

今朝、とても印象的なリアルな夢を見たので、すぐに記録をした。ただ夢というのは起きた直後から砂が指の間から零れ落ちる様にみるみる忘れてしまうので記録してる途中で記憶を「補完」しながら書かざるをえなくなる。だから記録が終わってみると「ちょっと…

荼枳尼天は宝珠の狐に乗る

荼枳尼天が跨る狐さまが、実は宝珠の輪郭をしていた事に破損したお像を見るとこではじめて知りました。こういった事は儀軌にも記載があるんでしょうかね…… ここまで破損しているとオークションでもダレも札を入れない。 スタート価格が3000円だったので、念…

今日から行開始!

今日から本尊供と新たな祈祷法の行がスタートします。 書写も終わり準備万端です。 本尊供と祈祷法を毎日二座の50日で100座萬行を目指します。 気を抜くと色々なことが起こるのでとにかく気を引き締めていこうと思います。 記事が参考になったら クリック↓お…

光背作成中!

聖観音の舟形光背、ようやくラフが仕上った。ここからここから細かく修整する。 因みに素材の「石粉粘土」は完全に硬化すると密度の高い木程にカチカチに硬くなる。色を塗れば、少なくとも私レベルの素人には木との違いは分からない。 速く色が塗りたい……記…

世界線を越えて~パラレルワールドの話

私の妄想の話。 私は時々妄想で「祈願をすると、きっと別の世界線にダイブできるのだ」なんてことを想像する。「祈願」というアクションがトリガーになって自分が望む世界線に移動するという説明は割と腹に落ちる。 例えば昨日も話題にした愛犬るびぃの脳腫…

あなたならどうする?老犬の命

愛犬の「るびぃ」を「てんかん発作」の経過観察でかかりつけの動物病院へ連れて行った。 ひとつ気になることがある。 繰り返し発作を起こした日を最後にすっかり発作は治まっていたが、2度ほど発作を起こした。 その発作を起こした時に「共通している」のが…

施無畏印

聖観音菩薩の印相はいくつかのバリエーションがある。先日から修繕している聖観音で破損してしまっていた「右手」をどうするか少しだけ迷った。 最も多いパターンは「与願印」だと思われるが、欠損の角度からして腕を下に垂らしてる感じではない。 ……という…

手が小さいな

前回記事にした聖観音菩薩の修繕ですが、師僧より「あれは手が小さいな」と指摘されてしまいました。 確かに小さいですね。実は、自分でも気づいていたのですが修繕した本人以外が気づくことは無いと思っておりましたが甘かった(汗) 早速、直しにかかりま…

聖観音菩薩像

世の中に、最も多くある仏像はおそらくお地蔵さんと観音さまがツートップであることに異論のある方はいないと思う。 しかしながらそんな数多くある観音さま(聖観音菩薩)でも「造りの良い像」は案外少ない。特に現代作家さんの観音さまは今風過ぎて観音さま…

十一面観音のお顔を作る

少し前の記事で「十一面観音さま」のお話をしたときに、頭にあるお顔が彫られていないお像が手元にあるという話をしました。 ryona.hatenadiary.jp 馬頭観音の光背が完成したら、少しづつ彫り始めるという話をその記事で書きましたが、宣言通りスタートしま…