私が今住んでいる家は常に上空から観音さまに見守らています。
「え?何言ってんの?」
と思った方もいると思いますが、その我が家を見守ってくれている観音さまというのは実は仙台市民なら誰でも知っている「仙台大観音」です。正式名称は「仙台天道白衣大観音」です。
なんと100mの巨大仏で、日本では牛久大仏(120m)に次ぐ二番目の大きさ。牛久大仏のように大きな敷地の真ん中に鎮座するのではなく、完全に町中にいらっしゃるので初めての方は急に目の前に巨大な白いお像がでてきてびっくりします。
この記事が参考になります↓
https://www.travel.co.jp/guide/article/42098/
まるで街中を歩く大仏のように見えますね(笑)
この観音さまはうちから車で10分程度の立地で、隣接する大観密寺という智山派真言宗のお寺が管理されています。またこの大観密寺のご本尊さまも「白衣観音」です。白衣観音がご本尊というのは結構珍しいように思います。私も近所なので何度か本堂に参拝に行ったことがありますが、完全に大観音と同じフォルムのご本尊で大きさも2mくらいの迫力ある真っ白なご本尊でした。
公式サイト
最近では、海外の旅行ガイドにも載っているらしく、結構海外からの参拝客も多いとか。
この仙台観音は胎内拝観ができますが、その際、入り口で「シベイテイ・シベイテイ・ハンダラバシニ・ソワカ」という真言を唱えるようにと書いてあります。この真言は梵名のパーンダラヴァ―シューが入っています。パーンダラヴァ―シューが「白き処に住するもの」「白衣を着たもの」の意なので白処尊菩薩、白衣観音菩薩との名称が当てられるようです。
こういった真言をお唱えするようにお勧めしておるのが真言密教のお寺ならではですね。
巨大仏というと多くは「白衣観音」のことが多いと思いますが、実はそのお姿は禅宗仏画で「岩陰に佇む観音」という構図で描かれるお姿。水月観音,楊柳観音とともによく見かけますが、実施の儀軌とはまた違ったお姿です。
日本人の多くは「白衣観音」と言えば、この禅宗仏画で見れらる白衣観音の姿を想い浮かべると思いますが、本来的な(胎蔵曼荼羅に描かれている)白衣観音はこんなお姿です。ご参考↓
胎蔵曼荼羅には白処尊菩薩として蓮華部院の一番下の左側にいらっしゃいます。
ちなみにお世話になっている金翅鳥院では密教のご尊格として星宿の主としてお祀りされております。
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