うちの2匹の猫は機嫌のいいときに「ごろごろ」と喉を鳴らす。
猫が「ごろごろ」と喉を鳴らすのは概ね「機嫌がいい」「甘えたい」などの飼い主に対してポジティブな感情の現れとされる。
特に白猫の「みいこ」は、難聴なのでより大きな「ごろごろ」音を鳴らす(難聴の猫は大きな音を出すらしい)。
今日の深夜に行った祈祷の終わり間際、「ごろごろ」と猫がのどを鳴らす音に似た音が「壇の上」から聞こえてきた。
「おや?」
と思う。
行、祈祷を行う本堂は二階だが、猫がいるのは一階の割と離れた部屋だ。いくらみいこの「ころごろ」音が大きいとは言え、とても聞こえる距離ではない。
私は何の音だろう?と少し気になった。
この部屋には特に電化製品も置いていないので、何かのモーター音が聞こえるはずはない。
祈祷が終わった後も「ごろごろ」音は消えずに聞こえてる。私はその「音の発生源」を壇の周りに探すがついに見つかることはなかった。
今思うと「幻聴かな?」とも思う。行をしているときは、ある程度「トランス状態」にはなるのでそう言った事が起きても不思議ではない。
ただ、私的には少しだけ「それ以外の意味」を思わずにはいられなかった。
今までブログでは書いていなかったが、今行っている祈祷は、実は我が家の飼い猫「みいこ」の病気平癒だ。大病ではないが、2月に患った猫風邪の後遺症が少し慢性化していた。
だからそんな「みいこ」の祈祷中に、まるで「みいこ」が「ごろごろ」と喉を鳴らしているような音が「幻聴」として聞こえたのは、そこに意味があるとおもっても仕方がない。
みいこが「ごろごろ」と喉を鳴らすのは決まって、私の腕の中で背中を撫でて上げる時。
行者は施主(この場合「みいこ」)に感情移入せず、ただ本尊との仲介者に徹するという原則からするとこういう感情が芽生えるのは「マイナス」なのかもしれないが、祈祷中、みこが「ごろごろ」心地よい気持ちになっていたのならいいな、思ってしまった。
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