随分前に、姉がバリ島旅行のお土産に「ガルーダ」の置物を買ってきてくれたことがあった。
かなり立派な木彫の置物だが、姉曰く「彫刻の村」というのがあってこういった木彫りの置物が割と安価に買えるそうだ。日本の仏像彫刻とは全然違うテイストだが、これはこれで神聖な趣を感じる素晴らしいお像だと思う。
ただ、このお像はヒンドゥーの神様なので、礼拝対象とすることなく玄関の下駄箱上に「飾って」いた。
ところがだ。
ある時「ガチャーン」とけたたましい音が玄関で聞こえたので行ってみると……なんとこのガルーダのお像が玄関に落ちているではないか!
そして、その落ちたお像を拾い上げて「眩暈」がした。
だってこのありさまだったのだ……
「誰がやったんだ!」
と思ったけど、すぐに犯人は判明しました↓
しかも「破損した部分」も、お猫の「みいこ」さまは「獲物」とばかりに何処かへ持ち去ってしまい、ついには見つからず修繕することもできないでいた。
そして今。先日より始めた「仏像修繕」で「このお像」のことを思い出した。
お像を出してくると、やはり「みいこ」が凄い興味津々。
先日の馬頭観音に比べれば破損の具合は微々たるものなので、せっかくなので「練習がてら」に修繕することにした。
ただ、どうせ修繕するなら仏教の「迦楼羅天」のお姿に寄せるのもありかな?なんて思ってみましたが……それはこれからじっくり儀軌を確認して決めていこうと思います。
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