今日、夕方になって急に愛猫の「みいこ」がぐったりしているのに気付いた。丁度餌の時間だったので餌を用意したのだが、普段は「ミャー、ミャー」と催促が激しいのに今日に限って動こうともしない。
またいつもはお気に入りの場所(そしてそれは猫が好きな高い場所)で、寝ているのに床でぐったりしているのが明らかに異常だ。
まるで息絶えそうなくらい動かないので焦った。
すぐに動物病院へ連れて行こうと思ったが、あいにくの休診日。
そうすると、今ここでできることがなく、私は行の時間だったので後ろ髪惹かれる思いで行に入った。行が終わって最悪夜間の救急診療所に行く算段までしていた。
今日の行は、先日、伝受頂いた本尊供と般若理趣分の密立。まだ自行の100座が終わってはいないが一昨日21座は経過していた。だから、この日の般若理趣分に関しては「みいこ」を願主に「病気平癒」を祈った。
行を終えて、すぐに「みいこ」の姿を探すが、先ほどまでぐったりしていた場所にない。
少し探すとキッチンに移動していた。「みいこ」は私の姿を確認すると「みゃ」とかすかな声で鳴いた。
「あれ、鳴く元気がでてきたのか?」と思い、試しにカリカリを掌に載せると、さっきは顔を背けて食べようとしないのにペロリと食べた。しかも「ミャア」と催促までした。
私はさっきの「ぐったり」した様子を想像していたのでちょっと面食らったが、もう少し手にカリカリを執ると、それもペロリと食べる。
「さっきのぐったりはなんだったのだ?」
と不思議でならない。
もちろん、そうは言っても確かに「いつものような元気」はなさそうだが明らかに、さっきみた今にも息絶えそな状態ではまったくない。
行者の私がこんなことを言うのはおかしいと思うが、行を終えたあとぐったりしていたはずの「みいこ」が「ミャア」と餌の催促をするさまをみて、理趣分の威力に正直「ぞっ」とした……
……そんな「みいこ」今はお気に入りの場所で、丸くなっていつも通り寛いでいる。
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