以前に在家の方が読経できる准胝さまのお経として地婆訶羅訳の『仏説七倶胝仏母心大准提陀羅尼経』を紹介したことがありました。
もちろん皆さん日々読んでますよね?(笑)
このお経を読んだ方は気付かれたと思いますが、このお経にはいくつかの尊格に「出合う」というくだりがあります。具体的には5種類のご尊格の名前が登場します。
曰く……
観世音菩薩
多羅菩薩
金剛手菩薩
阿鉢羅是多菩薩(あばらせいたぼさつ)
訶利底菩薩(かりていぼさつ)
もしかすると「観世音菩薩」以外の名前は初見という方もいるのでしょうか?
仏教をある程度勉強している人は多羅菩薩は、チベット仏教で大人気の女尊ターラーであることや金剛手菩薩は金剛薩埵と同体であることや訶利底菩薩はきっと「かりていも=鬼子母神」であることまでは分かると思います。
ただ阿鉢羅是多菩薩(あばらせいたぼさつ)は?
私も調べるまで知りませんでした。
実はまだ確証はないのですが、おそらく「あばらせいた」は「アバラージタ」の音写で日本では「無能勝明王」の名で知られるご尊格と思われます(もしくは、このお経は女尊の登場が多いので無能勝明妃かもしれません(読みは女尊なので語尾を伸ばすアバラージター)。
さて、いずれにしてもあまり見聞きしないご尊格ばかりの登場で「ざわざわ」したままの人が多かったと思いますので?今後少しづつ上記したご尊格のご紹介を”詳細に!”していこうと思ってますので……期待してください!(そんなマニア路線はいつものように?辟易されるかもしれませんんが:汗)
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