「虐待されていた子猫を必死に守っていた優しいお母さん猫です」
「保護猫の里親募集」で見つけたその文章に釘付けになった。
まだ一歳の幼い母猫は草村で我が子を虐待する人間から必死に守り本人も足に怪我を負っていたそうだ。
保護猫のボランティア団体が、必死の努力でこの親子をレスキューした。
その母猫が子猫とゲージで一緒にいる写真が掲載されていたのだが、その写真に映った子供を守り切った偉大な母親の姿を見て涙が出た。
「猫への虐待」が横行してる悲しい事実について、猫を飼い始めてから里親募集サイトを見ることで「酷い状況」を知るに至った。
確かに注意深く里親募集サイト見ると、一人で何十匹もの猫の応募をしている「怪しい」人に割と高頻度で出くわす。
このような応募の仕方をしているのは「転売目的」か「虐待目的」であるという。
保護活動をしている団体、募集サイトはこのような悪質な里親詐欺が横行していることは把握しており、故に里親希望者への条件が非常に厳しいものになっています。
もちろんこれは条件を厳しくすることで上述したような里親詐欺を排除するのが真の目的です。
この子猫を護っていた母猫は里親募集に出されていたが、このような虐待経験のある成猫は人間に懐くのは非常に難しいとされる。下手をすれば一生懐叶い猫もいると聞く。
このような猫は里親募集されても簡単には里親は見つからない。猫を飼うなら抱っこが出来てすり寄ってくる愛想のいい猫、出来れば子猫がいいに決まっている。
だから、私は敢えてこの猫の里親を申し出た。妻はこれ以上のペットが増えることは大反対で大げんかになったが、今回ばかりは私も引かなかった。
既にうちにいる猫のうち三毛猫の「檸檬」も実は懐きにくい猫で何度もトライアルに失敗した出戻り猫だった。所謂「いきおくれ」の猫だった檸檬。うちに来た当初、まったく慣れずにようやく心は開いたのは1年も過ぎてからという話は以前に記事にしたこともあった。
うちに来た当初の檸檬↓
おそらくこの母猫は檸檬以上だと予想できる。
今まで辛い思いをしてきた猫だ。この先も「いきおくれ」て保護団体のシェルターに居続けるのは可哀そうだ。なんどもトライアルを失敗してストレスを抱えるのも辛すぎる。
必死に虐待という困難を潜り抜けた強い母。誰よりも幸せになる権利がこの猫にはある。私はそう思った。
里親募集は「近県」であることが通常だが、私は募集地域外(飛行機で行かないといけない場所)。しかし里親団体様が私の想いを汲んでくれてOKをいただいた。
近々、このブログでもその母猫のお姿をお見せすることができると思います。
かつての記事で「偽善」「自己満足」という話題をしたことがあったが、この件も大いに自己満足であり、偽善かもしれない。
でも「この子を救いたい」、心からそう思った気持ちをわざわざ「偽善」だとか「自己満足」なんてネガティブな言葉で言いかえる必要は全くない。
そう思ったから行動した。それだけだ。議論の余地はない。
記事が面白かったら
クリック↓お願いします!