会社の同僚に神社仏閣に行くことが好きな女性がいる。そのような女性は「スピリチャル」へ傾倒していることが多いように思うが、この女性がまさにそうだ。
この女性は私が密教の行者であることを知っているからか「それ系の話」をよくしてくる。
昨日の話。
曰く……
「私はどうもお稲荷さんに嫌われてるらしい。神社に行って身体に圧迫感を感じると大抵そこにお稲荷さんのお宮がある。本当はお稲荷さんに近づきたくないのだが、ある時、お狐さんの置物が無性に気になり購入してしまった。私は全く望んでいなかったのに、それを手にした瞬間”いいお狐さまが来てくれた良かった”と感じている自分がいてビックリした。このお狐さんは今高いところに置いてるけど、それでいいんだよね?」
その女性からそんな話をされた。
スピリチャルに傾倒している方に共通しているのが「私は感じる能力がある」と思い込んでいること。その確率たるや100%と言っていい(笑)
私はその能力があるないに関わらず、そう思うこと自体はいいと思っている。ただ自我肥大を起こして「私は特別!」「なんでもかんでも霊に違いない!」とならなければ。
そうならないなら、その今感じているシグナルを有効活用することはできると思う。
その女性は理解力のある方だったので、このブログでよく話をする「無意識」の話をしてその感じている「感触」「感覚」を大事に掬い取った方がいいとアドヴァイスをした。また本人は避けているようだが、どう考えてもお稲荷さんに縁がありそうなので、お稲荷さんがどういう神さまなのかも教えてあげた。また購入したというお狐さまを礼拝対象にするならどうすればいいかも話した。
以前の私はスピリチャルに傾倒している方へは距離を置いていましたが、こちらも変な先入観で必要以上に遠ざけてしまうのも「違うかな?」と思い始めている。
特に今回はこの女性のように「話せばわかる」という人も大勢いるのだと改めて思ったエピソードだった。
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