「私よく幽体離脱するんです」
という人に何度かあったことがある。
私はこれらの人が嘘を言っているとは思っていない。
ただ多くの場合、その体験は幽体離脱ではなく体外離脱体験だと思う。
「体外離脱?幽体離脱?……何が違うの?」という方は、過去にもこの話題をしていますので下記記事を参考にしてください。
簡単に書くと「幽体離脱」と言ってしまうと「幽体」というものが存在することを前提としているので即、神秘体験になってしまうのですが、「体外離脱体験」とすると「身体から自分が抜けたと感じた体験」はすべて含むので、極端な話「身体から私が抜けたと感じる夢」も立派な体外離脱体験になります。
そして、多くの場合この「抜けたと感じる夢」を「幽体離脱」という神秘体験として語っている(語りたい)のだと私は想像している。
むろん中には神秘体験を起こしている人もいるとは思います。
何が何でも神秘体験と主張「したい」人も中にはいるようですが、個人的にはポイントは「そこ」ではなく(「実際に抜けた」とか「幽体があるない」という議論ではなく)、「その体験で何を見て、何を感じたのか?そしてそのメッセージはあなたの人生にどんなアドヴァイスをもたらしくれるのか?」を「しっかり考えること」だと思っています。
その背景には、体外離脱体験が例えただの夢であって神秘体験ではなくとも少なくとも「無意識下」で起きた現象には違いない訳で、その人にとって特別な体験(夢)である可能性は当然あると思う。
さて、前置きが長くなったが、なぜこんな話をしたのかといえば、先日久々に体外離脱体験をしたから。
私の場合は夢の可能性が極めて高い体外離脱体験なのだが、実は割と頻繁に起こる。
また少しだけ特徴があるといえば「夢の自覚がある」という点。自覚夢とか明晰夢と言われますね。平たく言えば「夢の中で夢と気づいている」という状態。
さて、その肝心な先日体験した体外離脱体験。
内容的にはあまりいい印象ではなかった。
以下その内容。
「金縛り状態になったので、いつものように身体を無理やり起こすとその勢いで肉体から脱皮するようにもう一人の私が天井近くに浮き上がった。寝室の隅に目をやるとうっすらと白い人型のライン見えた。なんか嫌な感じがした。白い人型のラインなんて事後現場のご遺体につけるラインのようではないか……
一瞬「もしかしてここで?」とも思ったが、そんな話はつゆ聞いていないので「別の意味」があるだろうと想像した(後で考える)。私はそのまま床を突き破る要領で階下に突き抜けて(寝室は2F)1Fの部屋へダイレクトに降りた。
寝室の下は、本堂。また先ほど見た白い人型のラインの真下は位置的に「回向壇」なので、床を突き抜けた私は必然的に回向壇の前にいた。回向壇本尊である聖観音さまと目が合う。何が言いたげだがよく分からない。残念ながら、それが分かるほど私に能力はない。
これも後の宿題としようと思い保留。また体外離脱してからあまり「いい感じ」はしなかったので無理やり体をばたつかせて肉体に戻った。
気づけば汗びっしょりで、まるで悪夢を見た後のようだった。
いや確かに内容的には悪夢に違いないか……
上述したように、私の体験は神秘体験ではなく「夢」だと思うので、上述したようにこの夢からメッセージを読み取るのが重要と考える。間違える可能性もあるが、経験的にこの作業をすることで後々答え合わせをできる可能性も出てくるのでやらないよりはやった方がいい。
何か分かったら、また報告します。
さて、最後に「夢」と「仏教」ってなんか関係あるの?と疑問を持たれる方もいると思います。
チベット仏教を持ち出す人もいますが、そちらは門外漢なので、私は「明恵上人」の話をよく参考にします。
以前の記事でも明恵上人のことは話題にしているので下記記事も参考にしてください。
あと参考サイトもありますので、興味ある方は是非読んでみてください。
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