今日のタイトルは『羅睺星』です。羅睺星は九つある星の中でも「大凶」にあたる星。ちなみに「大悪星」と言えば、この羅睺星と計都星と火曜星の三つ。それぞれ特徴はありますが、とりあえず「やばい年」と認識しましょう。
ということで一発目の『羅睺星』は旧暦で以下の生まれの人です(1月、2月生まれの人は、新暦との年が異なることがあるので要注意です)
※「旧暦が分からない?」という人は以下のサイトでお調べください(西暦〇〇〇〇年〇月と入れると一か月分の新暦・旧暦対応表が出てきます)。
〇羅睺星
昭和8年(1933年) 昭和17年(1943年) 昭和26年(1951年) 昭和35年(1960年) 昭和44年(1969年) 昭和53年(1978年) 昭和62年(1987年)
平成8年(1996年) 平成17年(2005年) 平成26年(2014年)
【お姿解説】
東北・三面忿怒形にして三龍冠を戴き、半身を雲の中に包む(天部の仏像事典「梵天火羅九曜図」による)※下線「三龍冠」は、図像集「仏像図彙」などでは「計都星」と解説する。下図は「仏像図彙」に倣って「九龍冠」になっています。
(お姿は手書きしたものです。羅睺星の方の内符にお入れします。)
ちなみに私は去年が(正確には旧暦なので今も)羅睺星の年でした。
五十肩が悪化して手術して、それが原因で仕事にしわ寄せが来て精神的なダメージも多くあり、また家族の体調も芳しくなく等、客観的に見て「散々」でした。
参考記事
そんな悪い年は、どうやり過ごしたらいいのだろうか?
たとえ話をしましょう。
ボクシング等で「失神KO」をする場面というのは、ある共通点がある。
「え?なんでボクシング?」と思った方、我慢して続きを読んでください(笑)
その共通点とは、「見えないパンチを被弾する」という点。
「見えない」と言ってもパンチのスピードが速すぎて見えないという話ではなくて、死角からの攻撃で全く予想していない状態でパンチを被弾してしまう状態。
この「見えない」となぜ失神するまでのダメージを負ってしまうのか?
それは「耐える準備ができないから」が答えになる。
例え攻撃が当たってもそれが見えているなら、多少なりとも準備ができるので……例えば首を咄嗟に竦めて頭が揺れないようにするとか、少し角度をずらして急所をはずすとかetc。
しかし、見えていなければ全くの無防備。よくボクシングの解説で「今のパンチは全く見えていませんでしたね」と言われるのはそのため。
「見えないパンチ」を「星周り」に話を置き換えるとどんな答えが導き出せるでしょうか?
「知らずに悪いことが起きるより『悪いことが起きるかも』と準備しているのでは受けるダメージが違う」となりそうだ。
だから、皆さんがまずやるべきことは、まずは何がなくても「今年は何の星だ?」を知る事。そして悪い星なら「悪いことが起きるかも」と覚悟すること。そしてできる不安要素はあらかじめ潰しておくなど等具体的な「手当」を事前にしておくこと。そして派手なことは避けて、じっと耐える心持でいること。そうそう、ちゃんと星祭の御札をお願いすること(笑)
「行」をするくらい熱心な方は「在家星祭」をするものいい。
「悪い年」と思えば、自己暗示で悪いことを引き寄せるという論もある。だから「知らぬが仏」を決め込むという方法もあるかもしれない。
ただ少なくとも我々のスタンスは「失神KO」をされないよう、しっかり準備するという選択しましょう。
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