計都星は『彗星』です。天文学的にその正体が判明するまで、「天で尾を引く」『彗星』は洋の東西を問わず「恐怖の的」だったことは多くの方がご存知の通りです。
そんな彗星だから計都星としてもポジティブな星になろうはずがないのはご想像の通り。
「凶」としては火曜星に次ぐ。しかもその火曜星の翌年にこの計都星が来るというのがまたやっかい。
先に火曜星の解説でもあった通り、火曜星で発症した病気、経済的な困難、人間関係の難etcが計都星の年までずれ込むと「尾を引く」彗星のようにズルズルと長期化する、もしくは「繰り返し」があるのでよくよく注意が必要。
また彗星というのは、通常の惑星と違って「軌道を外れている」という特殊な星とみなされます。……となれば「流れに逆らうこと」によって凶を引き寄せるリスクとなります。新しいことをはじめる。なにがしかの経済的な冒険をしてみる等。
ですから計都星の年は大人しく冒険をせず、日常を大事に生活することが吉となります。
〇計都星は旧暦で以下の生まれの人になります。
※「旧暦が分からない？」という人は以下のサイトでお調べください（西暦〇〇〇〇年〇月と入れると一か月分の新暦・旧暦対応表が出てきます）。
昭和2年、11年、20年、29年、38年、47年、56年、
平成2年、11年、20年、29年生まれの方
〇計都星の御姿
三面忿怒形にして九龍冠（三龍冠）を戴き、半身を雲中に包む。
ご覧の通り『羅睺星』の御姿と、そっくりで「九龍冠」か「三龍冠」かも混乱があるようで文献によって逆転しているものがあります。私は例によって図像集の「仏像図彙」に倣って「三龍冠」としています。ただ『羅睺星』同様に龍の姿を「仏像図彙」にある「蛇」ではなく「龍」にしています。
※手書きしたものをドローソフト「MSペイント」で修正しています。計都星の方の内符にお入れします。
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