九曜星シリーズ、ついにラストの「木曜星」。なんとかやり切りました。
これで全ての内符が完成しました。
さて、最後の木曜星は日曜星同様に「大吉星」です。
「木」がなぜ「大吉」なのか?
イメージとしては小さな小さな「種」だったものが「大きな木に育った」とイメージするのがいいと思います。
そう考えると「良い種」を植えて、「善行を積み重ね」という結果であれば「大吉」ですが、「悪い種」を植えて、「悪行を積み重ね」という結果であれば「凶」になりかねないということは心しておきたいところ。
日ごろの行いがいい皆さんにはいらぬ心配ですか!?
さて、九曜星の解説は各々の星ごとに分けて解説してきましたが、少し各星間の「関連」という話をしたいと思います。
師僧のブログ記事にはこんな解説が載っています。
『流れとしては日曜に整理し、良いものを選んで力をつけ、火曜、計都の災いをやり過ごして月曜と木曜の2年で完成させるのが理想的です』
つまり、単年で一喜一憂するのではなく、長いスパンで計画的に行動することが重要であることが分かります。
その「流れ」を見るならば上述した「悪い種を植える」と、来年に控える羅睺星で手痛いしっぺ返しがくる……なんてことも想像しておく必要がありそうです。
〇木曜星は旧暦で以下の生まれの方です。
※「旧暦が分からない?」という人は以下のサイトでお調べください(西暦〇〇〇〇年〇月と入れると一か月分の新暦・旧暦対応表が出てきます)。
昭和9年、18年、27年、36年、45年、54年、63年
平成9年、18年、27年
〇木曜星の御姿
『卿相にして猪冠を戴き、手に萃果を執る(梵天火羅九曜図)』
難しい言葉がありますね。まず『卿相』は「けいしょう」と読み、辞書には『 天子をたすけて政治を執る人々』とあります。「政治を執る」となると歴史的には「男性」のような気がしますが、図像集の「仏像図彙」では女神形になっています。
次に『萃果』ですが、熟語としてはこの言葉は見つかりませんでした。『萃』は一文字で「集まる」という意味のなので「集まった果物」という意味なのか?似た漢字で『苹果(ひょうか、へいか)』がありますが、これなら「りんご」の意味。「仏像図彙」の図柄でも「沢山の果物を持っている」感じなので上記説明で間違いはないように思います。
その他の図像
『老人形の立像をあらわす。左手には蓮花を盛つた皿をもち、右手は五指を上方にのばして目の前のものを静止するしぐさを胸前にて示す(九曜秘暦)』
「老人形」であることと「蓮花を盛った皿」という違いがありますね。
私は例によって図像集の「仏像図彙」を忠実に倣っています。
※手書きしたものをドローソフト「MSペイント」で修正しています。木曜星の方の内符にお入れします。
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