一般の方も、密教の寺院を注意深く見ると、壇の上に金色に輝く様々な道具に気付かれると思う。
(参考リンク)
この中に「抹香」を焚くための器が2つ(火舎香炉、柄香炉)あるのですが、その抹香を盛り付けるのは我々にとっては日常のこと。
修行間もないころ(今も)、師僧のお寺で、上述の香炉を準備する際は、短時間でやらねばならないことが多い。もちろん雑にすることは許されないが、チンタラもできない。
さて、今自身の道場でする行でも、「準備全般はサッサと」と終わらせることが多い。先の「香炉」への香盛りは道具を使わずスプーンだけで盛る派。スプーンのみで盛っても全く問題ないし、むしろいつも道具があるとは限らないのでスプーンだけで素早く盛れる技術は持っておきたい。
しかし、最近たまたま見つけた以下のチャネルで、あまりに丁寧に香を盛っているので感化されつつある。「ああ、いいな」と感動した。
一事が万事とはよく言ったもので、何事も一つが雑になれば全部雑になりがちだ。でも逆もまた真なりで一つ徹底的に(例えば香盛)丁寧にすれば、全ての基準が上がり色々高いレベルで整いそうに思えてくる。
上の動画は、密教のそれとは道具も違うが、このクオリティーは参考にしていいのでは?と思った。
たかが「蝙蝠(コウモリ)」……じゃなくて「香盛」、されど「香盛」。
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