もともと荼枳尼天の祈願をする際に、そのパワーが強烈すぎるゆえにその「抑え」として師僧のご助言もあり文殊菩薩を作成し、お招きするに至った。
つまりは荼枳尼天祈願をするために、荼枳尼天の本地仏として修行させていただくこためです。一門では聖天様を拝むためには、十一面観音さまを拝むことが必須であることに近しい意味です。
ただ、文殊様は荼枳尼天の本地として「しっかり修行させていただく」ことはもちろん生涯継続しつつも、本来的には「智慧の尊格」として衆生を導く存在です。だから本来のお働きとして「衆生を導く」ために活躍いただくのが本義と思い至りました。
勝手な妄想かもしれませんが文殊菩薩さまを目の前に修法すると、文殊菩薩さまもそれを望まれているような「圧」をビシビシと出しているのを感じます。
文殊菩薩さまと言えば、智慧の尊格であることは何度か記事にしましたし、皆様も周知のことだとも思います。よって学業増進や、智慧向上に関する願意を望まれる方がドンピシャだとは思いますが、私的には「無明を断ち切る」こそ、文殊菩薩さまの智慧の真骨頂だと思っています。
そんな「無明を断ち切る」文殊菩薩さまの「お力」を思うがままに少し書いてみます。
無明の打破
文殊菩薩は、無明(執着や偏見によって真理が見えなくなること)を打ち破り、物事を明瞭に理解する力を授けます。右手に持つ法剣は無明を打ち砕く象徴です。
迷いの除去
無明を取り除くことで、心の中の迷いや迷信を払拭し、曇りない眼(まなこ)で物事に向き合えるよう導いてくれる。
心の浄化
無明の打破によって心が清浄に保たれ、真理をありのままに見る力が得られます。
智慧の授与
文殊菩薩は、根本はただの知恵ではなく仏道を歩むすべての衆生に智慧を授け、物事の本質を見抜く洞察力=成仏させる存在とされる。
学問と説法の力
文殊菩薩は様々なお経で説法しています。故に文殊菩薩さまの功徳で学問を深める力が増し、教えや知識をわかりやすく他者に伝える能力も授けられます。
等等。
ということで、純粋に、具体的に「学業増進」を望む人、別の意味では「心に巣くう魔を断ち切りたい」と切に思う人は文殊菩薩さまの強いお力をお頼りください。
※文殊菩薩感謝祭を毎年11月に行います。
①文殊菩薩お守り 志納 五千円
②文殊菩薩感謝祭札(一年札) 志納 五千円
③文殊菩薩月例祈祷(毎月)志納 三千円
申し込みは以下リンクよりお願い致します。
祈願のお申込みについて
本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページから。
当院のご本尊である准胝仏母さまの祈願です。滅罪、延命、求子に強いご尊格です。
荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。
商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです
病気平癒、健康維持にとてもよく効く祈祷で、お加持をした「お札」を毎日枕の下に入れてその札に「悪いもの」を吸い取ってもらうように機能させます。人によっては患部に当てるよう袋を作ってお守りのようにしている方もいます。不動明王による祈祷を行いますが、当院では延命に強い准胝仏母の力もお借りして祈祷致します。
光明真言にによる供養(光明供)にて、ご先祖供養を致します。光明真言には強い滅罪の功徳がございます。
(「どんな衆生でも救う」という使命を持って誕生した慈悲深い菩薩さまです。皆様の願いを菩薩さまにお伝えするお手伝いをします)
年始(旧正月)に「星祭」を行い、祈祷札をお出ししておりますが、随時「星祈祷」をお受けしています。
※不動尊華水供を修法致します。
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