よく独部法をお唱えされている方から、こんな問いをいただきます。
「十万遍を終えるのに時間がかかってしまっています。もっと早く終えなければいけないのでしょうか。」
中には二週間ほどで十万遍を終える方もおられます。
その集中力や姿勢は素晴らしく、修行としての熱量が現れています。
当然、行として評価されるべき面もあるでしょう。
しかし、だからといって、ゆっくり進む方が劣っているということではありません。
あたりまえだけど修行は、競争ではありませんし、ましてや数字や速度を競うものでもありません。
真言念誦の中心は、速さではなく、仏とともにある時間です。
たとえば、もし二週間で十万遍を終えたとして、その後に念誦が途絶えてしまったなら、それは「二週間の修行」にすぎません。
けれど、もし一年かかったとしても、その一年間、毎日、生活のどこかに准胝尊との時間を置き続けていたのなら、それは一年間、仏とともにあったということになります。
修行とは、終えるための作業ではなく、仏と歩む習慣です。
十万遍という区切りは確かに存在しますが、それは終着点ではなく、むしろ入口のようなものだと思うのです。
独部法は在家の修行です。だからその念誦には、その人の生活が大きく関わります。
仕事、家庭、体調、年齢、地域の暮らし、静かに過ごせる時間の多寡――
それらすべてが、その人の修行を形づくるという一面があります。
私はここも独部法の価値ある側面だと思っています。
そう解釈するなら、修行の速い人には速い修行の形があり、時間をかける人には時間をかける修行の形があります。
どちらが正しいのでも、どちらが優れているのでもありません。
ただ、それぞれの歩みがあるだけです。
ゆっくりでも、途切れずに続けている方なら、その姿そのものが修行です。
その時間の中で、仏はずっと寄り添っています。
十万遍は「終わり」ではなく、続いていく祈りの礎。
急ぐ必要はありません。
止まらなければ、それで十分です。

祈願のお申込みについて
本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページから。
当院のご本尊である准胝仏母さまの祈願です。滅罪、延命、求子に強いご尊格です。
荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。
商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです
病気平癒、健康維持にとてもよく効く祈祷で、お加持をした「お札」を毎日枕の下に入れてその札に「悪いもの」を吸い取ってもらうように機能させます。人によっては患部に当てるよう袋を作ってお守りのようにしている方もいます。不動明王による祈祷を行いますが、当院では延命に強い准胝仏母の力もお借りして祈祷致します。
文殊菩薩祈願
「三人寄らば文殊の知恵」というように智慧を象徴する尊格です。学業増進祈祷、無明を断ち切る祈祷などでお力をいただけます。受験用のお守りもお出ししています。
光明真言にによる供養(光明供)にて、ご先祖供養を致します。光明真言には強い滅罪の功徳がございます。祈願を叶えるには先祖供養がしっかりできているのが大前提です。
(「どんな衆生でも救う」という使命を持って誕生した慈悲深い菩薩さまです。皆様の願いを菩薩さまにお伝えするお手伝いをします)
年始(旧正月)に「星祭」を行い、祈祷札をお出ししておりますが、随時「星祈祷」をお受けしています。
※不動尊華水供を修法致します。
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