十数年前に、関東から仙台に転勤が決まった時のこと。
100以上ある営業所から、たまたま父方の実家がある宮城県に転勤になったことにただならず「縁」を感じた。
私は仙台にいる間に、里見家の「過去帳」をお墓を管理されているご住職にお願いした。拝見すると色々と思うことがあった。
まず一つは、多くの人が若くして亡くなっていること。
父は幼いころ、海沿いの小さな村の出身で、その困窮ぶりはすさまじいものがあったようだ。父のご両親も早くに亡くなっており私が生まれた時にはすでに他界していた。
父は長く生きるのには厳しい環境だったと昔を思い出しては厳しい顔で話す。
ただこの過去帳には、想像以上に記録が残っており、江戸時代のご先祖様の戒名が多く見られた。
戒名を拝見すると土地柄だろうか船、海といった語彙が多く含まれる。
過去帳は、位牌を持たない浄土真宗で使われることが多いと思うが、他宗でももっておくといいと思う。
過去帳を毎日めくり、月命日にはそこにかかれた戒名を言葉にすれば、少なくとも(私の場合は)江戸時代からつらなるご先祖に僅かでもアクセルできる気がするから。
…… …… ……
施餓鬼の準備で、お陰様で沢山の塔婆に筆を入れた。その中になるべく多くの戒名を自身の過去帳からも書き入れる。月命日の呼名と、年に一度の供養。せめてそれくらいはさせていただきたい。
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