一万時間の法則ということを、耳にすることがある。
曰く……
『1万時間の法則(10,000 Hour Rule, Ten-Thousand-Hour Rule)とは、物事を極めたエキスパートは練習や努力に約1万時間を費やしていたという事例から導き出された「人は何かを習得するのに1万時間の練習が必要である」という法則』
『超一流、天才と呼ばれるレベルに達する時間』
1万時間は、1日1時間で約28年、1日3時間で約9年間、1日8時間やっても約3年半という年月がかかるのだから、これを実現するのはなかなか難しい時間だ。
私はこの言葉から二通りの捉え方があるな、と思った。
一つは「あることを極めるにはとても時間がかかる」という厳しいニュアンスをもつ解釈。
もう一つは「時間を掛ければ何事も極められる」というポジティブな解釈。
どちらの解釈が当てはまるかは「その人」のよって違ってくると思う。
個人的には後者の解釈が好きだ。
また、この一万時間の法則から派生した言葉だと思うが「一千時間の法則」というものがある。
一千時間は、1日1時間で3年弱、1日3時間で約1年弱、1日8時間だと約四か月。
これだと少し凡人にも現実的な数字になる。
ただむろん一万時間とは求めるレベルが異なってくる。
『周囲から認められるまでには、一千時間をその勉強に費やす必要があるというもの』
ということらしい。
一万時間の法則のように「達人」を目指すのでなければ、まずは「これ」を最低限目指すのがよさそうだ。
また、先を急ぎする人は、まずは少なくともこれくらいの時間をかけるという意気込みは必要かもしれない。
ただ、逆に「おれは何をやっても、ものにならない」と腐っている人には『一千時間かければなんだって周囲から認められるレベルに到達できる』と解釈するなら少しだけ光も見えてくる。
私は「器用貧乏」「下手の横好き」と言われながらも、様々なことに手を出す性分。さらに夢中になりやすいマニアック気質なのは、皆が知る通りです!?
だから例えば武道にしても、絵にしても仏像にしても、そもそもは全く才能もない。だが好きが高じて夢中になると、一千時間以上の時間を知らず知らず費やしてしまい、中途半端だが色々と出来るようになっている。
だれでも「楽しい」ものは続けられる。それを見つけ出してみよう。
次にその「楽しい」という感覚をキープできる程度に「継続」をしてみる。私のようにマニアック気質でないなら、明確に「一千時間」という期日を自覚的に設定するのもいいかもしれない。
もしあたなが若ければ、一千時間に留まらず、そのまま一万時間継続して、その道の達人を目指すのもありでしょう。
たかが一千時間。されど一千時間。
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