言うは易く行うは難し。
今日もそれを痛感する。
不瞋恚:激しい怒りをいだかない。
この戒を頭で「理解する」ことは簡単だ。
だが人間がこの感情を克服することは生物的に極めて困難であろうと思う。
「必要な怒りもある」
という言い訳はできる。
ただ、どんな言い訳をしようとも、「自分が悪い」ことに気づていても怒りの矛を納められない。
今日も、父親と些細な事で口論となった。
理詰めで「論破」することは、実は簡単だ。
しかしそれが正解でないことを私は知っている。
知ってはいるが……それでも語気を荒くして言葉で相手の逃げ場を塞いでいく。
……間違っているのは分かっているのに。
ただただ、その怒りの感情に支配されコントロールは全くできない。
間違いと気付く。そこに苦しみを感じる。後で自分の非を詫びる。
自分ができるのはこれくらいのこと。
こんな事を繰り返しては、またまだ自分は小さいと感じる。
不瞋恚:激しい怒りをいだかない。
冷静になった今、この戒をもう一度噛みしめてみる。
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