准胝院のブログ

八王子市で准胝仏母を本尊とする祈祷道場「准胝院」のブログです。リンク 准胝仏母祈願道場「准胝院」について https://ryona.hatenadiary.jp/entry/2021/11/01/0636 ※天台寺門宗教師 亮和

八王子権現にご挨拶

 「八王子市」の知名度は、全国的にも割と高いと想像するが、その地名が神仏習合の「神様」に由来していることを知っている人は多くないかもしれない。

 八王子というのは「八王子権現」のことであり、日吉山王権現もしくは牛頭天王(ごずてんのう)の眷属である8人の王子』と説明される。神仏分離廃仏毀釈が行われる以前には全国に数多くの「八王子社」で祀られていたというが、今となってはその廃仏毀釈の影響で「八王子」の名が残る霊場の数は、激減してしまったのはご承知の通りです。


 ……今日、八王子市に来て二か月になるが、ようやくその由来となった「八王子神社」を参拝した。

「縁あってこの土地に参りました。よろしくお願い致します」

そう祈ってきた。

 現在の八王子神社は「八王子城跡」のある深沢山頂(本丸)近くにある。

 写真は登山口

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八王子神社

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 山頂までは40分程度。やはり先週の津久井城同様に「修行」という色合いが濃い参拝となる。

 空は晴天。山間からの風景は、格別。

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 ちなみに写真中央のやや左にうっすら見えるのは「筑波山」だ。肉眼でははっきり見えた。つくば市に16年住んでいた私にとってはとても懐かしく、とてもお世話になった霊山。

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 ……それにしても戦国史は大好物ではあるが2週連続で「山城」巡りとは思ってもみなかった。

 山頂の「本丸」には「八王子」の縁起が記されていた。

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拡大写真

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 この縁起については下記ページに詳しいので参照してほしい。

八王子市の名前の由来|八王子市公式ホームページ

 ざっくり要約すると……

平安時代、延喜13年(913年)の秋、京都から訪れた妙行という学僧が、深沢山(ふかざわやま)(後の八王子城)山頂の岩屋で修行し、この妙行が八王子権現を「感得」し、、延喜(えんぎ)16年(916年)深沢山(ふかざわやま)を天王峰(てんのうみね)とし、周囲の8つの峰を八王峰(はちおうみね)とし、それぞれに祭祠(さいし)を建て、牛頭天王と八王子をまつる八王子信仰が始まった』

 平安時代とは古いですね。

 この地に八王子信仰が始まったのは平安時代だが、この土地が「八王子」と呼ばれるのは時代が下った戦国時代、北条氏照の居城「八王子城」として深沢山に築城されたころのようです。

 私が今日参拝した、「八王子神社」についても戦国時代に八王子城が出来た際に城の鎮守として勧請された「八王子社」と思われます。

 実際にこの地に「八王子信仰」をもたらした妙行の拠点は、のちに八王子城が築城される深沢山麓にあった「牛頭山神護寺」だったが、その後衰退してしまい、そのお寺自体は現在曹洞宗のお寺「宗関寺」になっているとのこと。

 ただ「宗関寺」のHPにある縁起はしっかり「八王子」のことが書かれている(そもその妙行の八王子伝説はこのお寺の寺伝)。

soukanji.com

 現在はその信仰を擁護した北条氏照の居城「八王子城」の鎮守として八王子信仰を引き継いだ形で現在の八王子神社があるようである。

 歴史については、「にわか」なのでもう少し詳しく調べる必要がありそうだが、今日のところはこのぐらいで。

 さて、「八王子」に住む事を全く想定していなかった仙台時代のブログ記事で、すでに「八王子」に関連する記事を「3つほど」アップしている。

 なぜ記事にしたのかの理由は3つ。

 詳細は下記記事を読んでもらえると分かるが……

 一つは私との縁が深い准胝仏母の眷属である「焔摩天」が八王子の「父」にあたる「牛頭天王」と同体とされること。

 二つ目はその「焔摩天」と関係が深い「摩訶迦羅天(焔摩天と同体とも)」が、同じ姿で「疫神」の役割を強調して祀られた「摩多利神」の「軸」が我が家にあり、この軸を入手したことが私が密教へ進むためのトリガーになり、その「摩多利神」は「疫神」という繋がりで「牛頭天王」と同体であるとされること。

 三つ目は「吉祥天のお軸」と思って手に入れた「軸」が実は八王子の「母」である歳徳神であったこと。さらに「歳徳神」は「龍神」であり准胝仏母と関係が強い「青龍権現」と同体であること。

ryona.hatenadiary.jp

 故に「八王子」のご両親とのご縁は私にとって強いものであり、ゆえに上願寺さまの牛頭天王歳徳神の香合仏を拝受した経緯もある。

jougan.com

 最近は「飯縄権現」の存在感が目立っていたが、やはり「八王子市」に来て、さらに少なからずご縁のあった「八王子権現」をもっと探求しなければと思っている。

 また読者の皆様におかれましても地元の神仏さまはその土地に長くいればいる程、自分が知らずとも「恩恵を受けている」と考えるべきだと思います。ご自身の信仰あるご尊格を信仰するのもよろしいかと思いますが、ゆめゆめ「灯台下暗し」にはならぬようお気を付けください。

 

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