当道場は「祈願」を看板にしているが、「先祖供養」のご依頼してくる方が割と多い。
過去には「祈願を叶えるには、何がなくても先祖供養である」という記事を書いたが、そういった理解のある信者さまが多いことは嬉しく思う。
↓参考記事
さて、ご本尊である「准胝仏母」さま。
その容姿が、十八臂もあり、「なんでも叶えてくれそう」というまさに「現世利益」にこそそのお力を発揮しそうな「イメージ」が強いご尊格だが……
実はそれだけではない。
次第書の表白には「二世の悉地を祈ること有り」と「二世」の文字が強調される。
言わずもがな、仏教で「二世」と言えば『現世と来世。今生 (こんじょう) と後生 (ごしょう) 。この世とあの世。』のこと。
つまり、この世のみならず「あの世」の面倒も見てくれる存在。また准胝仏母の在家用の勤行次第にも「御本誓」として最後に「後生必定清浄土(後の世は必ず清浄土(極楽浄土)に往生す)」ともある。
また、准胝様の部下である「焔摩天」は「延命」を助ける尊格としてご活躍されるが、その本地が地蔵菩薩であることを思えば「あの世」でお助け下さる存在ともいえる。
おそらくは、「祈願だけではなく、供養の教えもしっかりしなさい」というそんなご本尊さまや焔摩天さまのメッセージだと思うこの頃。
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