昨日は、師僧のお寺での「初護摩」に随喜させていただきました。
現状、当道場では護摩が出来る環境ではないので間近で護摩供の「空間」を感じることが出来る機会はありがたい限りです。ただ「その場にいる」というだけではなく、感性を研ぎ澄まし、その空間をなるべく共有し、「雰囲気」を感じとることに努めておりました。
さて、師僧のブログにある通り「多羅尊法」の伝授をいただきました。
「あなた作れるなら多羅菩薩のお像を作りなさいな」
私が多羅菩薩の作成に着手したのは師僧の言葉からでした。
この言葉の背景には……
「今日あなた(私のこと)の祈願の最中に、多羅菩薩さまが出てきたら、縁があるんんでしょう」
という師僧のエピソードも関係している。
上記、師僧の記事のある通り、多羅菩薩は当道場の准胝仏母と関係が深い。
「仏説七倶胝仏母心大准提陀羅尼経(所謂「准胝経」」の一節「滿六十萬遍。或見觀世音菩薩。或見多羅菩薩。或見金剛主菩薩。」でも分かる。
60万遍の准胝真言念誦で、観音菩薩と多羅菩薩と金剛手菩薩が顕れるとある。
60万という数字の解釈は色々あると思いますが、その数字そのものより「数多く」「ずっと続けること」というメッセージが入っているように私は思っています。
私は既にトータルの念誦数を数えることはしていませんが、日常的に数多く念誦を唱え続けていることで(ご本尊なので当たり前と言えば当たり前なのですが)「見多羅菩薩」が「別の形」で実現したのかな?何て思っています。
つまり多羅菩薩さまを「作る」機会を得て、「尊法」の伝授をも頂くという形で。
また多羅菩薩は日本では珍しい菩薩さまですが、チベットでは大人気であることはご存知の通り。その人気は日本の観音信仰なみという話をよく聞きます。
だからでしょうか、私が多羅菩薩の作成記事を見た読者の方で、おそらくチベット仏教に関心のある方(もしくは信仰されている方?)から「是非多羅菩薩のお札がいただきたい」と複数連絡を貰っています。
准胝仏母さま然り、多羅菩薩さま然り、日本でメジャーではないご尊格とご縁のある私ですが日本で少しでも両尊の信仰が広まればと願うばかりです。
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