龍神の最大の功徳は?
田畑を潤す「恵みの雨」であること。
今も昔もそれはきっと違わない。
だから龍神が喜べば雨が降る。
昨日の羽田師僧をお招きしての准胝独部法の伝授会。
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雨の中、全国からわざわざ当院まで足を運んでくださり誠にご苦労様でございました。
昨日のお話の中で、准胝佛母の最大のご眷属である「龍神」の話をさせていただいたときに、今日の雨は「生憎(あいにく)の雨」ではなく「恵みの雨」と思いましょう、という話をさせていただいた。
なぜか?
准胝は白衣を着る。
白衣といえば「在家」のシンボルだ。
その「在家」ができる「唯一」といってもいい密教の行である「独部法」であることきっと無関係ではないはずだ。
つまり准胝様はまさに「在家」を仏弟子に導く存在。
言葉を替えれば「仏を生み出す母」。
だから「仏母」なのだ。
しかも准胝仏母には七倶胝仏母という別名がある。「七倶胝」とは、いわば「無限の数」の象徴的数字。そんな多くの仏弟子を生み出す母。
昨日は、そんな仏弟子が生まれた瞬間だったともいえる。
だったらその眷属が喜ばない訳がない。
だから思う。
昨日の「雨」は、龍の最大のおもてなしだったのだと。
※昨日の伝授会では、准胝鏡と併せて、観想用に以下の「准胝仏母御影(自作画)」も進呈させていただきました。
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