先日、記事のコメント欄で拙いながらも自身で描いている御影をダウンロードして祭壇に飾ってもよいかとのお問い合わせがありました。また同様の質問をよくいただくこともあるので、ここで改めて当院の御影(仏画)についてのスタンスをお伝えしておきます。
過去、ブログにアップロードしている当院の御影は、私の描いた完全オリジナルなのでダウンロードするのは特に制限はしておりません。ご自由になさってください。これについて著作権云々言うつもりはございません。
ただもしご自身のブログ、SNSなどでご使用する際には当ブログのリンクを入れていただくと嬉しいかな、とは思いますが(笑)
ちなみに以下のサイトに今まで描いた全ての御影を掲載しています。
https://www.pixiv.net/dashboard/works
ただし……
ここからが本題です。ご自由にダウンロードしていただくのはいいのですが、一応以下のことは知っておいた頂きたく思います。
本尊の准胝仏母を筆頭に私の描く御影(仏画)は全て「お祀りするため」に描いています。つまり観賞用ではないということです。そのお姿は伝統的にみられる画風ではなく、時に「現代風」「アニメ風」という印象を持たれるようで、それ故に「仏像のイラスト」と感じられる方もいるかもしれません。
しかし、あくまで私は信者さまがお祀りするための「仏画」として描いており、原則開眼供養してお渡ししています。以前に美術品として飾る目的で「絵を売ってほしい」とお声をかけていただいたこともありました。このお申し出は非常にありがたいお話なのですが、祀りするための仏画であって美術品ではない旨お伝えし、お断りした経緯もありました。
画力そのものは全く誇れるところはないのですが、それでも自身の拘りとして一体の仏画を描くために入手できる限りの仏画、仏像の資料を入手し、儀軌に外れることないよう、かなり慎重に時間をかけて描いています。
だから一見した印象がたとえ「伝統的な絵柄でない」と言われても、私の中では自信をもって「仏画だ」と言えるわけです。
ただ、何を隠そう私も信者時代、自身の好きなお像の写真をダウンロードして祭壇にお祀りしたたこともありました。当時を思い出すとやはりどこか「写真は写真」と魂を入れたもの程「重く」その写真を捉えられていなかったという経験談があります。
だから私の希望としては開眼して「神仏として」しっかりお祀りしていただく思っております。
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