新型コロナの罹患に関して、ご心配をおかけしました。
また、この間メールの返信などが滞ってしまい、本当に申し訳ありませんでした。
今日、ようやく体調が戻り、こうして経過を振り返る余裕が出てきました。
さて、あの日は、テコンドー道場から帰ってきてすぐのことでした。
五十路の練習後は毎回全身の節々が痛い。この日も。だから「今日はいい稽古だったな」と思っていたのですが、「なんか感触が違うぞ?」と思ってからが早かった。
嫌な悪寒がして、体温を測るとまさかの発熱。
これが、一週間にわたる“地獄の喉痛ロード”の始まりです。
熱は37度台。「なんだ軽症じゃないか!?」だって?
いやいや、高熱かどうかよりもきつい症状はあるんですよ。
まず、やられたのが喉の奥が焼けるように痛み。唾を飲むたびにカミソリで削られるよう。
翌朝、近所の発熱外来で「コロナとインフルを同時に調べられるPCRです」で新型コロナがまんまと陽性。
ニュースで「弱毒化」と聞いていたので油断していましたが、実際かかってみるとまったくの別物でした。
喉は焼け、声は出ず、数日後には匂いも消え、耳の聞こえ方までおかしい。
「弱毒化? いや、これはフル装備型だろう」と、突っ込む気力もありませんでしたが……
薬を飲み、うがいをし、横になっても眠れず。
体も心も消耗し、「喉を取り外して洗いたい」と本気で考えていたころ、ふと以前のことを思い出しました。
昔、長引いた喉の痛みを耳鼻科で救われたことを運よく思い出した。
何かに取りつかれたように半分夢遊病者のようにふらふら歩いて、気がついたら耳鼻科の前に立っていた。
いきなりコロナ陽性患者が現れて、先生もさぞ驚かれたことでしょう(今思えば、どうするのが正解だったのか…)。
それでも診察してくださり、喉を覗いた先生が一言。
「これはウィルスだけでなく二次感染の細菌も混じってますね」と。
最初のクリニックでも大量の薬は処方されていたが、それに加えて抗菌薬(ラスビック)と粘膜保護剤(ムコスタ)を処方された。
なんと、この薬を飲んでから世界が変わりました。
飲み始めて半日ほどで、あの「唾を飲むのも地獄」だった痛みが嘘のように静まり、翌朝には普通に水を飲めた。
痛みが引いた瞬間、体の力が抜け、「生き返るってこういうことか」としみじみ感じました。
結局、完全に回復するまでには一週間以上かかりました。
声は少しずつ戻り、嗅覚も復活。耳の違和感も時間とともに改善しています。
今回わかったのは、弱毒化したといっても、決して“軽い風邪”ではないということ。
熱が高くなくても、喉ひとつ痛いだけで、人は簡単にへこたれる。
むしろ微熱で長引くほうが、精神的に削られるのかもしれません。
それでも、耳鼻科へ行った判断は正解でした。
あの地獄のような喉の痛みも、今ではもう“ネタ”として笑えるくらいに改善したが、人間、治るとすぐ調子に乗るものです。いましばらく慎重に生活しようと思います。
そして――
寝込んでいる間、やたらと不思議な夢をたくさん見ました。
それはまた、後日にでも。
いつも隣で看病(実は暖をとっていただけ?)してくれたしゃみい。
