ホリエモンこと堀江貴文さんは、長文メールを送ってくる人とは仕事をしないという。そう話す根拠は、堀江さんが最も大事にしていることが「時間」であるからという。
長文メールを送るということは、その長文を読む相手の「時間」を奪う行為なので、無遠慮に相手の時間を奪いに来る人とは仕事できないという理屈だ。
これを仏教的に解釈し直すなら、この長文を無遠慮に送るひとは「不偸盗戒」を犯しているということになる。
以前に関連記事を書いていますのでそちらも参考にしてください。
さて、祈願道場らしく、ここからはこの話を祈願の話に落とし込んでみよう。
いまさらだが、全ての人間にとっての有限で、命と等価ともいえる「時間」。それを奪うことは、皆が意識するより激しく徳を減らすことにになる……と考えられるようにする。
そんな大切なものを「奪いまくる」人が、さらに祈願で何かを「ください」なんて……「叶うわけなかろう」と私は思う。
命と等価のものを奪うことがどれだけ重い「不偸盗戒」を犯していると自覚しなければならない。
ただ、それをやってしまっている人は別に悪意がある訳ではなく無自覚でやってしまっているのだと思います。だからまずはこのことに「気づいて」から「常に意識する」訓練をしましょう。
「祈願が叶わない」と悩む人は、「いつも自分の話を聞いて貰ってばかりいないか?」「むしろ他人の話を意識的に聞いてあげることをしているか?」「長文メールを何通も相手に送っていないか?」
是非、皆さんもまずはこのようなことから自問自答してみましょう。「奪う」のではなく「与える」人(例えば人の話をよく聞いてあげる)になれば祈願もかなう可能性は大いに上がるし、そんな習慣が身に付けば人生は好転することは間違いないと思う。
これも重要な仏の修行。
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