准胝院のブログ

八王子市で准胝仏母を本尊とする天台寺門宗祈願寺院「准胝院」のブログです。准胝仏母祈願、不動明王祈願、人型加持(当病平癒)、先祖供養(光明供)、願いを叶える祈願(多羅菩薩)、荼枳尼天尊(稲荷)の増益祈願等

よく拝め!話はそれからだ!?

 先日話題にした「准胝院」の勤行次第を作るという構想をもってから、それを使っていただくのは「信徒さま」ということになるので、自分が行者になる前の「信徒」時代のことを色々思い出しながら、またその「信徒時代」に使っていた経本などを引っ張り出してきた。

 一番メインで使っていたのはむろん「金翅鳥院」の教本だが……↓

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 割と「あの仏さま大好き!!」という感覚が強かった私はその「大好きな」ご尊格を特に拝むために自作の教本をいくつか使ってプラスして拝んでいた。

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 だから私の信徒時代はひたすら拝むことに喜びを感じるタイプだったが、それが正解かどうかはよく分からない。おそらく人それぞれの信仰のあり方があるのだろうと思うから。

 ちなにみ私のような「ひたすら拝む」タイプの人間が陥る「罠」がある。

 それは「拝み自慢」「行自慢」だ。おそらくこれは行者になった今でも気を付けなければいけない「罠」だと思っている。

 つまり「俺はこれだけ拝んでるだぞ!凄いだろう?」「こんな拝んでいる俺って特別だよね?」という慢心や自我肥大に捕まってしまうことだ。

 実はひたすら拝んでは「〇〇時間拝みました!」と自慢しては随分、師僧に窘められたこともある(大汗)。

 ただ、確かにそんな過ちを犯したが、「犯してみないと分からない間違い」もあると今にして思えば「いい経験だった」と開き直りもしている。

 ……だから当時の自分を真向否定することなしに、「きっとその頃の自分も必死だったんだろう」などと我が子を見るような温かい気持ちで過去の自分を救ってあげている。……自己愛が過ぎますか?(笑)

 でもセルフイメージの低くなりがちが人にとっては「これ」って割と重要なワークなんでお勧めですよ?ひたすら過去の自分にアクセスして褒めまくってみる……というワーク。セルフイメージが低い人、自分が好きになれない人……試してみるといいと思います。

 ………話が逸れました。

 私は准胝仏母にしても焔摩天にしても荼枳尼も、そして今まであまり言及はしていないが尊星王菩薩もしかり「ご縁は自力で引き寄せる」という強い意志で拝みまくった。

 くどいようだがこれが正しいとは必ずしも言えない。「拝み自慢」に陥いるリスクもある。

 でも「ご縁ができない」と嘆きながら、そして満足に拝みもしないなら……一つの選択肢として「よく拝め!」ということをアドバイスしたい。これは経験談でもあるので割と強く言えることでもある。
 途中「拝み自慢」でつまずくことはあったにせよ、結果的に今にしてい思えば「その思い」は神仏に少なからず伝わっていた部分も多いにあったと思うからだ。

 時間を掛けて拝んだということは、その時間に付き合った「自分」が確かにいた訳で、その熱烈な想いの一滴(ひとしずく)だけでも毎日深層意識に薫習されているはずと思うのだ。

 「ご縁がいただけなくて」だったら「よく拝め!話はそれからだ!」と今日のところは強く言ってみる(笑)

 

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