昨日、当院に参拝くださった方は、なんと私の息子たちよりも若い方でした。
その方は禅宗系で得度をされており将来は、その宗の本山への修行を目指しているとのことだった。当院に訪れたのは「禅宗」に限らず仏教を幅広く学び、信仰し、見識を広げたいということのようでした。
現に当院の准胝仏母の祈願をお受けになり、准胝信仰もスタートされています。
地に足をつけて本気で仏教を学ばれてる姿勢にただただ感心しました。色々詳しいので話も弾み面白かったですし(笑)
そういえば、私がはじめて「密教」という言葉を知ったのも、この方くらいの年の頃だったと、昔を思い出した。ただ、当時の私が「密教」に期待したのは恥ずかしながら「超能力獲得」だった。そこに「信仰」はない。
だから、当時の私は密教だけでは飽き足らず、超能力獲得のためにヨーガ、チベット密教、仙道などを「本を見ながら」「独学で」修行するという、ただただ怪しい若者だった。ちなみにこの超能力路線は例の大事件を起こした宗教団体の路線と同じ。今思い出しても一歩間違えばその「団体」に入信していた可能性もあると思うとゾッとする。その後は、一過性の熱も醒めて、再び密教に出会うのは三十数年後。つくづく遠回りにしたと思う。
そう考えれば、この方の若さで、こんなにまじめに仏教を学ぶなら、将来は可能生だらけだな、と思いました。こんな若者が大勢いればきっと仏教界の未来も明るいに違いないと、少し嬉しくもなった。
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