八王子から青梅方面に向かう途中に「日の出町」という町がある。ここにイオンの大きなモールがあるので時折足を伸ばして買い物をする。
今日、このイオンに向かっている途中のこと。
日の出町まで来ると、武蔵御岳山に隣接する特徴的な大岳山が割と大きく眼前に広がってくる。
道中は多摩丘陵の山並み沿いを車で走らせる。多摩丘陵の町並みはジブリ映画「耳をすませば」の聖地として聖蹟桜ヶ丘近辺が有名だが、丘陵そのものは近いイメージだが住宅の数が少ないので「より自然の中にいる」という印象。
そろそろイオンに着くというころ、多摩丘陵の高い場所に見えた「ある建物」に目が行く。何度も通っているはずだが、「ふと」気になったので、「あれなんだろう?」と隣にいる妻「蓮奈」に聞く。
蓮奈は直ぐにスマホのマップで調べてくれたがどうもわからない。この時はこれだけ。
その後、この事はすっかり忘れて、上述したイオンモールで買い物。途中、トイレに寄った時、その入り口に「日の出町」というパンフレットが置いてあったのが目に留まった。
ここでも「何気なく」気になってそのパンフレットを開くと「七星殿」と書かれた社殿の写真が目に飛び込んできた。
「七星?ってことは妙見信仰のお宮か?」と思って、興味がわきそのパンフを貰った。
買い物が終わってから「お宮に寄っていい?」と、蓮奈の同意を得てから、この「七星殿」がある住所をカーナビに入れた。
そして車をすすめるうちに気付いた。
「あれ?もしかして、来る時に気になった建物が、七星殿?」
偶然と言えなくもないが、それにしてもできすぎている。……少しだけザワザワしたものを感じた。
イオンモールからものの数分で着いた。
ただ、先に記述したように「そこ」は多摩丘陵のかなり高い場所にある。ほぼ丘陵の頂上付近だとも思われた。
車から降りt、急な直登を登り切ると、長距離走を走り終えたように息が上がってしまったが、むろん蓮奈は全く堪えていない。
豪華絢爛な「七星殿」
色々調べたが、あまり情報が得られなかったが以下のリンクが基本的な説明になるのだろうか。
https://www.town.hinode.tokyo.jp/cmsfiles/contents/0000000/436/(8)myokengu.pdf
『(上記リンクより引用)関東近県でもほとんど例を見ないこの建造物の開創は非常に古く、西暦 685 年に遡ります。時の天武天皇に関東地方開発の勅命を受けた百済くだらの豪族が、大和斑鳩の法輪寺の妙見菩薩を勧請、当地に祀ったことが起源と伝えられています。』
眼下には日の出町が一望できる。山の上であることが分かると思います。方向的に晴れていれば富士山が見えそう。
社殿の中には妙見菩薩がお祀りされていたが、青龍に乗る六臂像で尊星王菩薩とも六字明王ともとれるお像でした。暗くてよく確認できなかったが持物は尊星王同様に月輪、日輪を最上の両手で持ち、左の最下手には巻物を持っていたので私が作ったお像に近い造形だった。ただ、脚は丁子立ちではなかった。
こんな風に、明確に呼ばれたからには少し、調べる必要がありそうだ。
再建後は韓流を前面に出しているようだが、どのような歴史的な背景があるか、興味がある。Twitterでは秩父の妙見信仰との関連もあるようなことをコメントで伺った。
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