般若理趣分による祈願を始めたいと思います。
今までも般若理趣分による祈祷は、施主様の願意に合わせて本尊の准胝仏母、不動明王様の威光倍増のため行っておりました。
しかし、この度は般若理趣分で荼枳尼天さまを拝み、威光倍増いただこうと思います。
中には般若理趣分と聞いても「?」と言う方もいると思いますので、まず般若理趣分というお経について軽くご説明します。
「般若」と言う言葉が含まれますので、皆さまが良く知る「般若心経」と同じグループのお経と言うのは想像できると思います。
この「般若」のつくお経が集大成されたものがあります。それが600巻に及ぶ「大般若経」です。
そして皆さまが知る般若心経とはこの600巻ある大般若経の「真髄」をたった300文字足らずで説いたもの。だから般若心経とは短いけれど、とても重要で、それだけ功徳もあると言われます。
では般若理趣分はどうでしょう?
このお経も上述した般若経の集大成である大般若経600巻に般若理趣分は含まれます。正確には『大般若波羅蜜多経巻第五百七十八第十般若理趣分』と長い名前がついていますが、ようは600巻あるうちの578巻目の第10に書かれているお経です。
ではなぜこれが600巻ある中でこの般若理趣分というお経が「祈祷用」として抜きだされているのか?
平たく言えば「とても重要だから!」なんですが……
もう少し説明を付け足すと、まず理由の一つは先の「般若心経」同様に、この般若理趣分は600巻の大般若経の「白眉(特別なもの)」と呼ばれていること。やはりこのお経も600巻の中では特別なんです。
又、少しだけ難しい話をすれば般若理趣分が「特別」扱いされている理由に、このお経は後に密教経典として発展するための萌芽が強く息吹いてることが挙げられます。
確かに般若経は顕教の経典だが、般若理趣分は最終的には密教経典である金剛頂経十八会の内の第六会にあたる『理趣広経』にまで発展します。難しい内容はここでは割愛しますが、まとめると……般若理趣分は600巻ある大般若経でも特別なお経(白眉)であり、密教経典の萌芽が息吹くとても重要なお経であるということです。
さて、ここからが重要なお話。
それはこの般若理趣分による祈祷が、一門ではとても重要視されているということ。つまりはこのことは上述の説明よりも私にとっては重要な事。だから私にとっても特に重要なお経であり、祈祷なのです。
師僧のブログでも度々語られている内容なのでご存知の方も多いと思うが、今一度その特徴を上げてみます。
①般若理趣分の祈祷は護摩を焚くほどの力がある
②十六善神が動くから験が早い
③仏・菩薩・明王はもとより理趣分であらゆる天部の御祈願ができる
④般若理趣分は概して祈祷の達者にはこのまれる
⑤天部の御供養にも非常に力がある
これだけ凄いお経であり、祈祷であるということ。
ゆえに信者さまの為にも、また自身のためにももっと般若理趣分を多く修法したいと思い、今後は、月初めの午の日に合わせ前後7日間、般若理趣分にて荼枳尼天様をご供養しようと発願しました。
よって、この度般若理趣分による荼枳尼天さまの御祈願をお受けすることにした次第です。
祈願内容は以下の通りでお受けいたします。
①般若理趣分 荼枳尼天 毎月祈祷 ¥2,000/月
②般若理趣分 荼枳尼天 年祈祷 ¥5,000/年
③般若理趣分 荼枳尼天 特別年祈祷 ¥20,000/年
申し込みは以下のフォームよりお願い致します。
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