私には「気になるお像があるとすぐに手に入れたくなる」という悪癖?があります。これはこのブログの記事で何度も書いている通り「信仰」の前に「仏像マニア」という経歴を併せ持っているために「お像」への関心が高いのは自他共に認めるところです。
そのため、以前は(今はそうでもないんですよ?)考えなしに「お像」をもとめて「開眼お願いします」とお寺にお像を持ち込んでは師僧を困らせ、また時に厳しくご指導もいただきました(滝汗)
さて、そんな私が先日の護摩加行で炎が「倶利伽羅龍王」様に出現しました。
さて、私は何を思ったか?
ご想像の通りです。
「せっかくお出ましいただいたのでお像を手に入れてご供養せねば」です。
以来、オークションで「倶利伽羅龍王像」を探すこと一か月。なかなか見つかりません。絵画はあってもお像はほぼ出品されていないんですね。新品ではいくつか見つかったもののどうも私の感性に合いません。
「まあ、気長に出品されるのを待つか」
と長期戦を覚悟しておりました。
ところが……
あまりのタイミングに驚きました。
「実は探していたんです」
「そんなことだろうと思ってたよ。また変なお像買ってきて開眼してくれって言ってきそうだからな」
と、見抜かれてしまっておりました……
「は、はい……その通りです。でもなかなか見つからなくて困ってました」
「そう簡単にある訳ないだろ。これだって作らせたものだから」
とのことで、木彫りの儀軌に忠実な立派過ぎるお像に平身低頭の思いでした。
今は毎日、自行で不動明王さまの供養をしているので、まさにお不動様の前に安置し、お不動様の化身でもある倶利伽羅龍王さまも毎日ご供養させていただこうと思います。
護摩の炎と並べてみました。
記事が参考になったら
クリック↓お願いします!