安倍晋三・元総理大臣の突然のご逝去。
この日本にあって、まさかの凶弾に……
大変な衝撃です。
謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
この事件で……
「SPは何をしていたのだ!?」
という声が聞こえてきている。
私は警備、警護の専門家ではないのでこれについて、無責任なコメントをすることはできないが一つだけ「心について」学んできたものにとって思うことがある。
「正常性バイアス」
心理学用語である。
ウェキペディアによるとこうある
『自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる』
私はSPの方々がこの正常性バイアスを起こしたのでは?という話をしたい訳ではない。
おそらく私を含めた日本国民の多くがこの「正常性バイアス」を日常的に起こしていたのでは?という話をしたいのだ。
つまり……
『この日本において、まさか銃で要人を射殺するようなことが起こるはずがない』
皆さんの多くがこう思ってはいなかったでしょうか?
国民全体の無意識にこのような「バイアス」が常にかかっていれば、日本の空気感そのものが「起こるはずない」になってしまう。それががベースになっているということ。
そんな空気感のある日本においてはどんなに訓練されたSPでも、今回のような銃撃への対応が難しかったように思えてならない。
確かに今回の事件を分析していけば、例えば警備、警護の甘さという「原因」が「事実」として浮上するかもしれない。今後はそれに対しての対策も打ち出されるかもしれない。
ただ、そんな対処療法的に「改善」するだけではどうにも不十分に思えてならない。
国民全体の「お花畑」と言う名の「正常性バイアス」。
そのバイアスを如何に無くしていくのか?
私も含め「自分事」として考えていかなければならない問題だと強く思った。
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