准胝院のブログ

八王子市で准胝仏母を本尊とする天台寺門宗祈願寺院「准胝院」のブログです。准胝仏母祈願、不動明王祈願、人型加持(当病平癒)、先祖供養(光明供)、願いを叶える祈願(多羅菩薩)、荼枳尼天尊(稲荷)の増益祈願等

猫から学ぶ 人との距離感

我が家の三姉妹(猫)は、それぞれ性格が違う。

今日は「猫との距離感」を参考に「人との距離感」について、ちょっと考察してみたい。

 

 我が家に最初にきた白猫のみいこは、常に人の近くにいる。だから基本人好き。距離にすると1m以内にいる。どうやらそれが一番、安心する距離感らしい。

 ただ、それ以上に人間から近づくと逃げはしないのだが、嫌がる。だっこも嫌い。無理に抱っこしても顔を近づけまいと両手をグイと顔に押し当ててガードする(この仕草は可愛いのだが……)。無理やりに顔を近づけると、しまいには顔を横に背けてしまう。また、触られるのも嫌いで近くにいるからと背中を撫でると嫌がって逃げる。

 二番目に来た三毛猫の檸檬は、みいことは違い、滅多に人の傍にこない。家族以外の人が家に入ると、「ちぐら」に入ったまま決して出てこない。家族だけの時も常に高い場所から人を観察している。

 ただ、時折気まぐれで急に接近してくることがある。それでも人の正面からは決して近づいてこない。背後からそ~っと横に来てペタリと座る。これは「背中を撫でて」の要求であることをしばらくして知った。いつも近くにいるけど撫でるのは嫌いなみいことはここが違って撫でてもらうのは大好きな檸檬

 だから檸檬は背中を撫でて上げるとゴロゴロの喉を鳴らして最後はひっくり返ってお腹まで撫でろと主張する。普段は決して近づかないし、こちらから近づいても逃げる檸檬のギャップ。そんな究極のツンデレ技で飼い主の心をキャッチする魔性の美猫(笑)。

 最後は、三番目のシャムミックスのしゃみぃ。最初は人間から虐待されていたので人間不信が激しく。近寄れば、猫パンチ、噛みつくという問題行動が目立った(未だにキレると噛んでくるが)。しかし、最近ではなんと一番人間に距離を詰めてくる「甘えん坊」へと進化した。

 人の気配を感じると自分から「にゃあ」と言って近寄ってくる。抱っこも大好き。顔を近づけると、自分から頭突き(猫の愛情表現)をしてくるし、顔もべろべろなめてくる。背中を撫でて上げると、気持ちいいのか身体を捻ってのたうち回る。やんちゃ娘という感じ。

 しゃみぃの部屋だけは、私の寝室なので、夜はいつも私の顔に背中をつけて丸まって一緒に寝ている。

 

さて、そうすると思うのである。

 実質「しゃみい」とベタベタする時間が増えすぎる。

 だから自分の中でも「しゃみぃばかり贔屓している」という気になって、みいこや檸檬に無理にスキンシップの時間を増やそうと思ったりする。ただ、これは大間違いで、私が勝手にバランスをとろうとしているだけの思い込み。みいこや檸檬にとってみれば無理やり近寄ってこられても、いい迷惑だということ。

 

 猫にも適切な距離感がある。三姉妹とも同じように接するのが正しいなんてことはないのだ。

 

 これを人間に置き換えてみる。猫ですらそれぞれ個性があり、人と猫の間に適切な距離がある。

(もともと距離感を重視する動物ではあるが)

 

 昭和な企業では、上司が自分の距離感を強要して部下を困惑させている風景をいやというほど見てきた。個人的には他人と一定の距離をとりたがる私は、無理にぐいぐい来る上司に辟易したこともある。

 

 この歳になると、年下との付き合いが多くなる。私もそんな年下との付き合いは相手の距離感をしっかり理解して接するようにしている。猫に教えられたのでね(笑)

 

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