作製中だった文殊菩薩の彩色も終わり、完成しました。
サイズは写真だと分かりにくい思いますが、台座入れると50cm超えています。
前回作った多羅菩薩よりも本体自体は大きいですね。
ご尊顔は、完成して改めてかなり厳しい印象であることに驚いた。このあたりは完全に無意識的です。
しかし荼枳尼天の本地として修法していくなら、これくらい厳格な方がいいですね。ちなみに、作成途中に文殊菩薩の童子形は不動明王にかなり近いと感じました。実際にそういった論説を読んだことがありましたが、自分で作ってみて「確かに!」と実感した。左手に羂索持たせて忿怒形になれば不動明王まんまですね。
また彩色は道場観にある「鬱金(うこん)色=赤みがかった黄色」の観想がし易いように、全身「金色」にすることにした。新旧多くの文殊菩薩像は今回参考にしたが、金箔というお像も多く、むろん全く問題はない。
ちなみに「金色」の塗料は、選ぶときには注意が必要です……と、いっても仏像を作成している人はそうそういないとは思うが(笑)
なぜ注意が必要か?を一応、解説しておくと、金色塗料は『種類、メーカーによって全然色が違う!!」からだ。
だから選択を間違えると全く印象が変わって大変苦労する(経験済💦)
色々試した結果、仏像の金箔に一番近いと、私のが感じたのは「DAISO(ダイソー)のアクリル絵の具」のゴールドメタリック。
出来上がりは上の写真を参考にしてもらえればご理解いただけると思う。写真のように「赤みがかって明るい金色」を出せるのは今のところこれ以外には見つかっていない。100円ショップ侮るなかれですね(笑)
あと、細かいこだわりポイントは法剣の三鈷部分と、青蓮華上の般若経典。これは文殊さまが発揮するお力の象徴なので、よりリアルに作りました。
え?三鈷が大きすぎる?でももともと三鈷自体が武器だからこれくらいデカくてもいいでしょう?
今後は、荼枳尼天のご本地というだけでなく、智慧と知恵のご尊格として、特に学業増進の祈願でもお力添えをいただければと考えている。その辺のお話は少ししたらアナンスしたいと思います。
では、また。
祈願のお申込みについて
本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページから。
本尊准胝仏母祈願(¥5,000~)
当院のご本尊である准胝仏母さまの祈願です。滅罪、延命、求子に強いご尊格です。
荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。
商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです
病気平癒、健康維持にとてもよく効く祈祷で、お加持をした「お札」を毎日枕の下に入れてその札に「悪いもの」を吸い取ってもらうように機能させます。人によっては患部に当てるよう袋を作ってお守りのようにしている方もいます。不動明王による祈祷を行いますが、当院では延命に強い准胝仏母の力もお借りして祈祷致します。
光明真言にによる供養(光明供)にて、ご先祖供養を致します。光明真言には強い滅罪の功徳がございます。
(「どんな衆生でも救う」という使命を持って誕生した慈悲深い菩薩さまです。皆様の願いを菩薩さまにお伝えするお手伝いをします)
年始(旧正月)に「星祭」を行い、祈祷札をお出ししておりますが、随時「星祈祷」をお受けしています。
※不動尊華水供を修法致します。
記事が参考になったら
クリック↓お願いします!