行中の食事は「精進」なのがだが、現代において精進を完全に敢行するのはかなり難しい。これは行をする側が厳しい、辛いという話ではなくて作る側の問題だ。
理由は「調味料」のほとんどに動物性のエキスが混入しているから、それをいちいち避けてそれでなくとも食材に制限がかかる精進料理を作りのは困難を極める。
例えばかけそばを食べるにも「かつおだし」の入っていればアウトとなってしまう。
さて、そんな精進料理だが動物性の食材は注意深く避けるので「間違い」は起こりにくいのだが、案外盲点になるのが所謂「五葷(ごくん)」と呼ばれるネギ属などに分類される野菜である。言うまでもないが、精進料理=べイタリアン料理ではないのだ。具体的には「葱(ねぎ)」「韮(にら)」「辣韭(らっきょう)」「蒜(にんにく)」「薑(はじかみ=しょうが)」である。
これらは「五辛」ともいい、嗅気が強い事と精力がつくとうので、出家者は食すること禁じられていた。
寺院の山門「不許葷酒入山門(葷酒、山門に入るを許さず)」と刻んだ石を時折見かけるがそれを「戒壇石」と呼ぶそうな。
「おこちゃまの舌」とかみさんや友人からも揶揄される私は、辛い物はからきし苦手で刺身もさび抜きでしか食べないし、マスタードの入ったホットドッグも「うえっ」となる。だから幸か不幸かこの辛さ抜群の五葷は好んで食べないので精進の時に困ることは無かったりする(決して褒められたことではないが:汗)
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