准胝院のブログ

八王子市で准胝仏母を本尊とする天台寺門宗祈願寺院「准胝院」のブログです。准胝仏母祈願、不動明王祈願、人型加持(当病平癒)、先祖供養(光明供)、願いを叶える祈願(多羅菩薩)、荼枳尼天尊(稲荷)の増益祈願等

観音さまの「衣裳」はどうやって着てるの?

 実はここのところ体調不良で、先週より会社を休んでおりましたが(コロナではありません)、少し加減が良くなってきたので頑張って記事を書こうと思います。

 さて、以下の写真は当道場の如意輪観音さまですが……

 観音さまが身に付けている①~④の「名前」分かりますか?

 答は以下の写真で確認しましょう。



 上の写真だと分かりにくいかもしれないので、参考サイトリンクしていおきます。

eich.blog.jp

 ここまでの内容は、上記サイト然り、多くの仏像解説書にも載っている内容なので、仏像に詳しい方ならご存知のことと思います。

 では「これらをどうやって着ているか((身に付けているか)知ってますか?」と問われると、また頭を悩ませてしまう人が多い気がします。

 仏像は概ね正面からの写真が多いし、そもそも「彫刻」である以上、実物(布)とは質感が全く違うし、さらに単色の仏像だとなお判り難い。

 恥ずかしながら私も、「どうやって着ているのか?」という部分については、今回調べて初めて知った内容がほとんどでした(汗)。

 さて、なぜ、このタイミングで私が仏像(特に菩薩形)の衣裳の確認をしたかというのは、尊星王菩薩の作成のためです。

 上に紹介した如意輪観音もそうですが、手元にある尊星王菩薩の絵画を見ても「どうやって身に付けているのか?」が案外わからない。

 見よう見まねで作ることはできなくはないとは思いますが、そうすると「実際ではあり得ない形」という矛盾が生じる可能性もある訳です。

いろいろネットを探しましたが、分かりやすいサイトがいくつか有りました。

 まず、実演してくれている方がいました。

www2.big.or.jp

 写真が小さくて、ちょっと判りに難い部分もありますね。

 そこで以下リンク。この方は仏師ではなく、私と同じく石粉粘土(石膏)で仏像を作成されるようで、その作成の過程で調べた内容のようです。

 雑な絵ですが(笑)、とても分かりやすい

asyuraizunaotoshi.blog.fc2.com

asyuraizunaotoshi.blog.fc2.com

 以上の内容を知っておくと、今後仏像を見るときに、「ああ、身に付け方は同じでも仏像によって随分と表現が違うんだな」なんてことが分かってきます。

 仏像に関しては、例えば「○○時代様式」だとか「〇〇派様式」なんてことが分かる入り口くらいには立てるかもしれません!?

 

★ご相談はこちらから★

准胝仏母の道場について

本尊祈願申し込みフォーム

不動明王祈願フォーム

ご先祖供養(回向)・家族敬愛祈願フォーム

人型加持 申し込みフォーム

信徒会員申し込みフォーム

e-mail

JYUNTEIIN@gmail.com

 

記事が面白かったら

クリック↓お願いします!

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
にほんブログ村