今日は少しマニアックな記事。
以前に准胝仏母と混同されるヒンドゥーの女神「ドゥルガー」の異名として「ジャングリー(janguli)」があることを記事にした。
日本では「襄虞梨童女(じょうぐりどうじょ)」という天部尊がそれ。
ただ先の考察では、このジャングリーはドゥルガーよりも弁才天に近いということが分かった。
師僧の「襄虞梨童女(じょうぐりどうじょ)七面弁才天と同体という考察も興味深いのでご覧になってください↓
さて、一度記事にしたことを、なんでまた?と思われると思うが、今回少しチベットに伝承されているジャングリーのお姿を色々みていて思うことが出てきたので………
ここからは私の勝手な「想像」の世界なので、話半分(十分の一?)でお付き合いください!?
チベットでのお姿で参考になるページは以下のリンク2つ。まずはご覧になってください。
英語のページなので、自動翻訳で「日本語」を選んで表示すると概ね内容は理解できます。
まずお姿の色が「緑」「白」「黄色」の三尊がいることが分かります。
それぞれ「緑=一面、四臂」「白=一面、四臂」「黄色=三面六臂」です。
持物の観点で比較すると……
黄色ジャングリーは六臂だが八臂弁才天(宇賀神と習合する前の八臂)と持物が被る。
では緑ジャングリーは?というと……
これこそ日本に伝わった襄虞梨童女(じょうぐりどうじょ)」で、持物はほぼ同じ。気になるのは日本の襄虞梨童女は七面という特徴があるが、チベットの緑ジャングリーは一面であるということ。
ただ!
なんと緑ジャングリーは一面だが、頭に七頭の蛇を頂いている。この七頭の蛇が七面と無関係とはちょっと思えないですよね?
まあ、くどく言いますが私の勝手な想像ですが。
確かに「似ている」と言い出すと、割と似ている尊格は色々いるもので、例えばジャングリーのように四肢に蛇を巻いているのは当道場の刀自女経に説かれる荼枳尼天がそうですし、頭上に七頭の蛇と言えば、水天や妙見菩薩にもそのお姿がある。また緑色の遊戯座は多羅菩薩にも似る……なんて言い出せばキリがない。
ただ、これら全部、当道場におわすご尊格なんですがね。
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