思い立ったら吉日!
皆が知るこのセンテンス。これは「頭でとやかく考えるより」「直感を信じて」すぐに行動に移すことの重要性を強調した言葉であろうと思われる。
唐突ですが……
私はいま紀伊勝浦のホテルでこのブログを書いています。
そう、私は全く計画していなかったのだが、唐突に「熊野に行こう」と思い立って……気づいたら、その勢いで無計画に飛び出していた。
こんな訳で、仙台からまる一日かけ、昨晩くたくたになって夜中にようやくこの勝浦に到着することができた。
仙台から神戸までは飛行機で1時間20分でついたのに、新大阪から紀伊勝浦までなんと特急で4時間30分もかかりました。
「熊野は行くのが大変だよ」
確か昔、誰かがそうアドバイスしてくれたことがあったが、昨日はそれを身をもって体験しました。
さて、先に「思い立ったら」と書いたが、厳密に言うと「思い立った」のは私ではなくてかみさんの方。かみさんが急に「那智の滝が見たい」という。
ちょっと私と妻との「事情」を話すと、私が修行で家を空けると妻が精神的に不安定になって毎回色々なことが起こります。
数年前に、私がある行で10日間お寺に籠って行をしていた時、私がストレス性の過呼吸を起こして病院搬送されたことがありました。実はほぼ同じ時刻に妻もパニック発作を起こし大騒ぎしていたことが後になって分かります。
そして今回、私の8日間の行は特に問題なく終わったのですが、かみさんと長男がトラブルを起こしてかみさんが随分と衰弱してしまって「あれ、これはちょっとまずいな」とうことになっていました。
それでも私が長男とかみさんの間に入って、そのトラブルは一件落着したのですがその直後に急にかみさんが「熊野に行きたい」と言い出したので私としてはちょっと面食らいました。
なぜかというと、かみさんは正直私がここまで密教の修行をしているにもかかわらず、いままでは仏教の信仰にあまり踏み込んでこなかったからです。「京都に行きたい」「奈良に行きたい」ならまだ「観光目的」と納得がいくのですが「なぜ熊野?」ということが私の中でもかなり引っかかりました。
だから「そんな違和感」を慎重に拾い上げて、冒頭に戻りますが「なら思い立ったらすぐに行こう!」となった訳です。
私は過去に天台寺門宗の修験で中心となっている「大峯奥駈修行」で、この熊野の地は来ています。だから私としてもプライベートでこの地を訪れるものまた非常に楽しみでもあります。
……とういうことで、少し天気は悪いのですが熊野参拝、これから行ってきます。
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