地道に密教修行

天台寺門宗の祈祷寺院にて密教の修行しております「亮和(りょうな)」と申します。修行、信仰を通じて感じたことなどを綴っていきます。※過去(本格的な修行前)に「地道に観音信仰」というブログを運営しておりました。どうぞ気楽にコメントいただけると嬉しいです!

愛犬の「失神発作」にみる「障る」ということ

 昨日、愛犬のビーグル犬「るびぃ(♀13歳)」が、突然てんかん発作のような発作を起こした。激しい過呼吸(過換気)のすえ、全身に痙攣をおこし身体は硬直し失神してしまった。最初は呼吸が止まったか、不整脈を起こしてそのまま死んでしまうかと思った。

 しかししばらくして発作はおさまった。発作から戻ると、立ち上がりモウロウとしたままおぼつかない足取りでふらふらと徘徊をはじめた。目が見えていないのか、平衡感覚がおかしいのか真っすぐ歩けず、頭をそこら中にぶつけても意に介さず歩き続ける。時折、思い出したように奇声を発して(ビーグルの鳴き声はとても高音なので、叫ぶと奇声に聞こえる)、また失敗することがなかった糞尿もコントロールができなくなってしまった……

 

 相当な重症と思ったが、獣医師の診断では症状から「前庭疾患」発作の可能性が高く、特に治療はせずに「様子見」となった。もし「特発性=原因不明」の「前庭疾患」であれば予後はそれほど悪くないらしく、長くても一か月もすれば普通に戻るらしい。

 ただ、脳腫瘍などの原因が他にある可能性があるので経過観察によっては状況はどうなるかわからない。

 

 私は過去に籠りの修行中にパニック発作過呼吸に陥り、救急搬送されたことがある。発作中の「るびぃ」の姿を見て、真っ先にそのことが思い出され「ざわざわ」した。私が行中にパニック発作を起こしたその日に、家で留守番していた妻も同日に「パニック発作」を起こしていた。私の発作と、まるで妻の発作がリンクしたかのようなタイミグだった。今度は犬なのか?

 

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私はその後、徐々に修行が進むと、いちいち体調が悪くなることが減っていった。特にある「行」をきっかけに、すっかり行中に体調が悪くなることはなくなった。しかし、反面妻の調子はあまり良くなることがなかった。

 いまさらだが、自身の体調、妻の体調を「行」との因果関係を科学的に実証するこはできないし、実質そこに自然科学的な因果関係はあろうはずはないのでそこを宗教的な話をしているときに論じても不毛である。もし「議論」の余地があるとしたら私の判断として「妄信しないで」「決めつけ」をせず、あくまで「自分の行動」に改善点を見出すための「ヒント」という枠を逸脱しない解釈に留める……ということぐらいだろうか。

 私は曲がりなりにもここ一年半は四度加行の前行(修験の法)からスタートして一年半以上、毎日行を続けていく過程で自身の「護身」に関しては強化されたのだと想像する。最近では行によって体調を悪くすることはとんとなくなり、むしろ行をすることで「体調が良くなる」という日を感じることが多くなった。

しかし……

 行をしていない妻はそうはいかないのだろうと想像した。

 「行者の周りの近しい存在が障る」という話はよく聞く話だ。聞けば人だけでなく同じ家族である「ペット」もその範疇に入るという。今冬に十八道の補習100座を「根詰めて」やっていた時に愛猫みこは「猫ヘルペスウィルス」に感染し食事がとれず獣医からは「このまま食事が出来なければ死ぬよ」と言われるまでに重症化した(今の祈願もその後遺症の治癒だ)。「偶然でしょ?猫の多くはウィルスに感染するよ?」と突っ込む人もいるでしょう。それは知っていますが、でも私の場合「そう思ったら、そう」なんです。偶然と思う人にとっては逆に「そう思えば、そう」ということなんです。私は偶然とは思わなかった。その認知の違いにきっと意味がある。だから問題なのは「事実」そのものではなく、「私がどう思ったのか」が重要と判断する。つまりここに他人の意見が関与する余地はない。

 そしてまた……「根詰めて」不動華水供も行い、それが80座まで来たところで上述したビーグル犬「るびぃ」が突如発作を起こした。

 つい先日、行をして「おくさんも華水供で拝んでみれば」と師僧よりアドヴァイスを受けて、そのようにしていたが、その日から妻の体調が明らかに良い。ただそれと入れ替わるように犬の体調が一気に悪くなった。しかもそれがかつて妻がそうであったようにまるで私の「籠り行」での発作を彷彿するような「仕方」でだ。

 以来、私は自分の行では「近しい家族(ペットも含め)」は行の中で一緒に「病気平癒」を祈るようにした。

 行をしていると色々なことが起こる。きっとそれは本尊からの「メッセージ」であり、「私が」何かを克服しなければならないのだろうと思っている。

 密教の行は、簡単には進まない。

 それを感じる今日この頃である。

 

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