地道に密教修行

天台寺門宗の祈祷寺院にて密教の修行しております「亮和(りょうな)」と申します。修行、信仰を通じて感じたことなどを綴っていきます。※過去(本格的な修行前)に「地道に観音信仰」というブログを運営しておりました。どうぞ気楽にコメントいただけると嬉しいです!

猫の添い寝

 日本には伝統的に、息を引き取ってから埋葬または火葬にするまでの間の夜、近親者が死者とともに過ごすという風習がある。通夜を「お伽(とぎ)」「夜伽」「添い寝」などといって相続人が死者と添い寝をする例があるのは、その風習によるという。

 

 妻は少しナーバスなところがあり、愛犬の「るびぃ」が亡くなって、荼毘に付すまでの2日間、「るびぃ」の亡骸を安置してる部屋に一人で入れなかった。

 その安置の部屋が私の寝室だったので、私は「添い寝」まではいかないものの割と近距離で二日間、熟睡していたのだが(笑)

 ただ妻は冒頭で紹介した「夜伽」の事が頭にあり、日中私が仕事でいない間、「るびぃ」を一人にしておくのはしのびないと思っていたらしい。

しかし……

「みいこが私の代わりに「るびぃ」と添い寝してくれていた」

と妻がいうのだ。

「みいこ」が我が家に来たときは「るびぃ」が先住犬で、「犬と猫の相性は大丈夫だろうか?」とずいぶんと心配もした。

 しかし、やさしい「るびぃ」は「みいこ」を難なくすぐに受け入れて以後とても仲良くしていた。

 猫は、テリトリー意識が強いので家の配置が換わるだけでストレスを感じるほどに「環境に敏感」と言われる。おそらく「犬」と「猫」の違いはあれそのテリトリーを上手く共有していたであろう「るびぃ」と「みいこ」。

 私たちが大きな「喪失感」を感じたように「みいこ」も、「るびぃ」がいつものようにいないことに気づいたのだろうと思う。

 だから、「るびぃ」を探し自分のテリトリーでない私の寝室に侵入し、「るびぃ」を見つけて動かない「るびぃ」の横で添い寝をした……

 妻は自分の代わりに添い寝をしてくれた、そんなみいこの姿を思い出して「みいちゃんありがとね」と涙を流していた。

 (ストーブの前でみいこと添い寝する元気だったころのるびぃ)

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