最近、甘えた声で「にゃあ」と、長女の檸檬がすり寄ってくる。
保護猫「檸檬」は、すでに大人になってからお迎えしたので、「野良猫歴」がそれなりにあることから「子猫」から人間の手で育てたね猫とは違い、それはそれは「警戒心」が強く、また「攻撃的」な性格だった。
檸檬に引っかかれたこの傷は、未だに「リストカット」のように残ってしまっている……
それなのに、ここ最近の「檸檬」の変貌ぶりには何なのだ?
それはまるで「檸檬」から「憑き物」が取れてしまったかのようにも映った。
いわゆる「ツンデレ」という飼い主にとっては極めて「愛らしい」性格になってくれたのはうれしい限りなのだが(笑)実はこの「変貌ぶり」の理由に思い当たる節がある。
それは……
「役割が変わったな」
そんな想像をしている。
「なんのこっちゃ?」ですよね?(笑)
皆さんは「2:6:2の法則」というのを聞いたことがあるだろうか?ビジネスパーソンにはなじみのある「パレートの法則」から派生した概念らしい。
以下引用します。
『組織のように集団ができると、優秀な上位が2割、平均的な中位の人材が6割、下位のグループが2割にわかれるという考え方です。この法則は働きアリの集団にもみられるといわれています。働きアリのうち、積極的に働くのは2割だけで、6割は普通に働き、残りの2割は働かないというのです』
下記ページより引用しました。
https://thanks-gift.net/column/engagement/262-law/
いろいろな解釈ができそうですが、これを今回の「檸檬のツンデレ化」を解釈する「論拠」とするなら「動物は集団では役割を担っていて、それはその集団でバランスをとっている」ということだろうか。
おそらく群れる動物は、その集団にいると自分の役割を無意識に「あてはめられる」もしくは「無意識に自分が選ぶ」ということがありそうだ。
だから「うちの家族」という「集団」の一員である檸檬は、新しく家族になったシャムミックスのしゃみぃに「臆病なネコ」という「役割」を譲渡したのだろうと考えてみた。
二代目臆病猫「しゃみぃ」
もちろん檸檬が「この家に臆病なネコは2匹はいらない」なんて考えて、「臆病」という役割を意識的に放棄すするわけではないであろう。そもそもネコにそのような高度な思考はないであろうから、それが行われるのは無意識化であることは間違いない。
「無意識は繋がっている」
と解釈するならより繋がりやすい「家族」になった檸檬としゃみぃの間で、そんな役割の譲渡があったのかもしれない。
「そんなの偶然でしょ?たまたま臆病なしゃみぃが来て、そのタイミングでたまたま檸檬が慣れきただけでしょ?」
これ、普通の解釈。
こんな解釈をした人は、きっと意識の背後にある「無意識のメッセージ」に気づけない人。
我々人間様も自分が「組織」に属した時、客観的に「無意識に引き受けている役割があるかも」と考えてみるともしかすると今まで気づかなかった自分の行動を「意識化」することができるかもしれない。
無意識のメッセージは、無視すると「悪さ」をして、意識化してあげると「プラスに働く」というのは深層心理学ではもっとも重要な知恵だ。
自己啓発、スピリチャル……あらゆる分野で猫も杓子も「気づき」「気づき」と言われるが、「何に気付くの?」と疑問を持たれる人は多いと思う。
その答えの一つは「無意識のメッセージに気付く」だ。我々の立場で言い換えるなら「神仏のメッセージに気付く」となるは言わずもがな。
しゃみぃが檸檬から受け継いでしまった「臆病」という「役割」。
その役割を祓ってあげようと思ったとき、きっと「悪いものを祓う」という祈願との共通点が見え隠れする。
檸檬の場合、実際の起きた結果だけを見れば「臆病魔が払われた」とも言えなくはない。いわんや人間の「憑き物」も同列と考えるもの悪くない。
以上、檸檬の「ツンデレ」から学ぶ「役割譲渡」の話でした(^^)
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