「虐殺はダメだこれを肯定する理由があってたまるか!!」
日曜日放深夜放送の「進撃の巨人」であったセリフ。
進撃の巨人の海外のリアクション動画を見ると、このセリフに世界が「ロシアのウクライナ侵略」のことを想起したのが分かる。
世界規模で、楽しむはずのアニメですら楽しめない。
「私に何かできるのか?」
と自問自答する人も多いだろう。
「暗いニュースで憂鬱だ」
と鬱症状になる人も多いでしょう。
今、我々は何ができるのか?
* * * *
我々は仏教徒だ。
ならば、声高に言えることがある。
「祈りましょう」ということ。
宗教者は「祈り」を無責任な「気休め」と思ってはいけない。
「集合無意識は世界と繋がっている」なんて深層心理学を持ち出せば納得できるならそんな方便を使わせてもらう。
もし世界に繋がってる一人一人が、世界の平和を祈るなら……大きな力が生まれないはずがない。
だから皆が毎日行うお勤めで、世界の平和を祈る。そしてそれが単なる気休めではなくてその祈りが大きな力になっていると「信じる」こと。
例外なく誰もができて、もしかすると何にもまして強い力になるかもしれないその祈りの力。
今からでも遅くない。「今から」祈りましょう。
* * * *
また、個人的に思うこと。
それは私たちの責任として、「正しい情報を知る」という努力だと思う。
ロシアのプロパガンダ程ではないにしろ、日本のメディアは、視聴率を上げるために人の感情に強く訴えかける……例えば「悲惨な光景」の「映像」をより選択的に多く流す傾向があると聴く。
悲惨な状況を知ることはもちろん必要。ただ、そればかりで正しい情報を伝えるということがないがしろにされるのは決してよろしくない。
感情に流されると「思考停止」を起こすから。
上述した「情報収集」は、より多くすることで「感情」に支配されることを回避できる。つまり「思考を取り戻す」ことができるようになる。
特に「憂鬱になる」という方は、TVの情報ばかりではなくてよりニュートラルな情報を求めてネットからも大いに情報は入手すべきだと思う。
この世界情勢に「正しい意見を持つ」ということもあるが、上述したように「感情」から自分を護るためにも。
とはいえ、「何が正しい情報なのか?」というのはとても難しい。
だから参考動画をリンクする。
「一人の言いうことを信じない」という前提で、多くの情報を目にすることが重要だとは思うが、それでも「たたき台の知識」を手っ取り早く入手する方法としては、私は中田敦彦のYoutube大学がやはり優れていると思う。
中田さんも言ってるが「この動画を鵜呑みにはしないでくれ」と言っている。あくまで「たたき台の知識として」だ。
「もう十分わかってる」という人は見る必要はないが、ただただ憂鬱になっている人は是非見てほしい。
注意点としては、割と「西側寄り」の意見を多く聞く日本のメディアに触れすぎていると、中田さんはより慎重に「中立」を意識しているようなので(?)つまり乱暴に「プーチンの暴走」と一言で片づけずに、プーチンの思惑をより詳しく語るので「あれ?」と思うかもしれない。
だから『虐殺はダメだこれを肯定する理由があってたまるか!!』という冒頭の言葉をより強く意識して解説を聞くのがいいかもしれない。