仏像の材質の話。
日本の仏像は、圧倒的に「木製」と思うのだが、「塑像」と言われる「粘土製」もある。
この「塑像」は伝統的に作られており、薬師寺の十二神将、東大寺二月堂の執金剛神などが代表例とあります。加工のし易さからとても写実的な像が多いとか。
参考リンク
ちなみに塑像で仏像を作る現代の仏師としては、かつて高校生仏師としてメディアにも出演した「たいがさん」がいます。ご存知ですか?この方は、仏像を「石粉粘土」で制作されています。三井寺に奉納したという話題になりました(今は大学生です)。
ちなみに私が作るお像も石粉粘土。よく私の制作途中のお像が「フィギアっぽい」とか言われますが、これも立派な伝統的な製法(塑像)なんですよ?
また、現代において仏像作成に使えそうな粘土を探すといくつかの選択肢がある。
①石粉粘土②紙粘土③樹脂粘土(スカルピー等)
②の紙粘土は「紙」なので強度に難あり
③はフィギアの自作で最も好まれる材質で強度的にも3つの中でも一番。ただ、これって要はプラスチック粘土なんだよね。仏像の材質
としてはやっぱりプラスチックは敬遠したい。で、結局強度的にも仏像の素材的にも「石」である「石粉粘土」が「塑像」の材質としてはベストだと思うのだ。
と、言うことで尊星王がんばります!
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