仙台にいたころの信者時代、私はよく観音霊場を妻と参拝した。
時に「スタンプラリー」と揶揄されるが、その際にいただく御朱印も楽しみの一つだった。
御朱印の「意義」に関する記事も過去に書いたのでご参考に。
さて、今日、関西在住の方で四国八十八ヶ所霊場を三度を始め西国の観音、不動、役行者の霊場を複数回も継続して参拝し続けている方が、当院に参拝にいらした。
当院では不動尊華水供、人型加持のご依頼を受け賜わっていたご縁がある。また般若心経の写経を継続されていて定期的に当院へお納めいただいている。
今回は関東地方の名だたる不動霊場を参拝しつつも、その道中に当院にわざわざ足を向けていただいた。
色々お話しする中で……
「人生が後半にいくにつれ上向きなんです」
そう話されていたが、この方の信仰に向き合う姿をみて、すぐに神仏に守られていると実感しました。
他人任せではなく、自分の足を使って霊場を巡る。これは立派な修行ですよね。
* * *
最後、せっかく遠方からおいでいただいたので般若理趣分による転読でお加持差し上げた。お加持の最中に、確かに西日が道場に照りこんでいましたが背中が光って見えたのが印象的でした。
行者、教師という立場と信者さまという立場ですと、無意識に自分が「上」という心持になりそうですが「信仰の深さ」で、むしろ私の方が多くの学びを頂いた気がしました。
「人生、死ぬまで修行ですよね」
そう笑っていらしたお姿をみて、私はただただ首(こうべ)は垂れるしかなかった。
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