先日の三峯神社参拝のお話を少し続けたいと思います。
前回の記事で、神仏分離・廃仏毀釈以前の三峰神社は修験のお寺であったことを書いた。
通常は廃仏毀釈でお堂や仏像は排除されるのが通例だが、当時、三峯神社は仏教関係の建物が排除されず、また仏像等をそのまま神社で保持保管し続けてられた珍しい事例らしい。
となると、その仏教のなごりを拝見したくなりますよね?
ということで……三峯神社に参拝された方は、ご存知だと思いますが境内には『秩父宮記念三峯山博物館』で上述した仏教関係の展示物が拝見できる。この博物館の展示コーナーには「お寺だったころの三峯神社(確かこんな名前だった)」というコーナーがある。
そこにはまず立派な胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅のお軸があり、仏像の展示もある。
仏像は向かって左から三峯大権現の本地仏である十一面観音菩薩、その隣には等身大(だと思う)で二鬼を従えた役行者のお像。そして個人的にちょっと(かなり)驚いてしまったのがお厨子の開いた歓喜天(聖天)が2体展示されています。
私は聖天行者ではないので、実物の歓喜天のお像を拝見したのは人生初。
また、ちょっと注目してほしいのが江戸時代に描かれたという「三峯山全図」。これを見ると現在残っている建物が、壊されることなくかつては別のお堂だったことが確認できます。
参考引用
『武州秩父三峰山案内』等の文書より、護摩堂は国常立神社、本堂は小教院、日本武尊社は行者堂、開山堂は祖霊社へと用途を変えて残されていることが分かる。ただし『県社三峯神社明細帳』より、開山堂は明治元年に壊れたため、現在の祖霊社の社殿は旧歓喜天堂のものが使われていることが分かっている(引用:三峯神社の境内変遷に関する研究(建設工学専攻 建築史研究 木村優花 指導教員 伊藤 洋子))。
現在の祖霊社の社殿が、博物館にある歓喜天が祀られていたお堂ということですね。
祈願のお申込みについて
本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページから。
本尊准胝仏母祈願(¥5,000~)
当院のご本尊である准胝仏母さまの祈願です。滅罪、延命、求子に強いご尊格です。
荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。
商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです
病気平癒、健康維持にとてもよく効く祈祷で、お加持をした「お札」を毎日枕の下に入れてその札に「悪いもの」を吸い取ってもらうように機能させます。人によっては患部に当てるよう袋を作ってお守りのようにしている方もいます。不動明王による祈祷を行いますが、当院では延命に強い准胝仏母の力もお借りして祈祷致します。
光明真言にによる供養(光明供)にて、ご先祖供養を致します。光明真言には強い滅罪の功徳がございます。
(「どんな衆生でも救う」という使命を持って誕生した慈悲深い菩薩さまです。皆様の願いを菩薩さまにお伝えするお手伝いをします)
年始(旧正月)に「星祭」を行い、祈祷札をお出ししておりますが、随時「星祈祷」をお受けしています。
※不動尊華水供を修法致します。
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