数息観と聞けば、このブログの読者さまはご存知の方が多いと思います。
よく「禅の導入」に用いられるもので、ようは自身の呼吸の数を数える瞑想法のことです。
「禅」の「補助的なもの」と捉えられていることもあるようですが、個人的にはこの「数息観」は最も優れた瞑想法の一つだと思っています。
「優れている」と思う理由は明快です。
「簡単だから継続しやすい」から。
一般の方が行う瞑想なら、これ以上の優位点はないでしょう。
どんなに複雑で難しい瞑想をやろうとも、継続できなければ意味がない。
その点「数息観」なら、いつでもどこでもできる。
極端な話、電車の待ち時間に、食後のリラックスタイムに、寝る前に、朝の目覚めと共に、1分程度でも時間があったらやったらいいと思う。
これなら誰でも継続可能でしょ?
どんなに忙しくても「1分の時間がとれません」というなんて人はそうそういないと思います。
瞑想が継続しなくなる一つのパターンに「今日は時間がないから」と、一度でも休んでしまう事。
そうすると「今日は(も)いいや」という日が日に日に増え続け、気づいたら全くやらなくなっていた……というパターン(何度も経験済み:汗)
この「数息観」を継続するポイントは、先に「1分でも」と書いた通り「短くてもOK」としてしまうこと。
長くやれればそれは当然そのほうがいいと思うが、くどい様だが「30分」「Ⅰ時間」とするとまず継続は難しい。
また短くていいなら、おそらく一日に何度もやれる。だから、最終的にはちょっと時間ができた時、気づけば呼吸の数を数えている状態になればしめたもの。癖にしてしまおうという作戦。
では「具体的なやり方は?」というと……
難しいことは置いておいて、まずは呼吸の数を数えるだけ。最初は10回も数えられないと思います。途中で集中力が切れるから。でもあまり気負わずに数回でも数えられれば「できた」として「1回やった」とカウントしてしまう。
ちなみに数を途中で忘れたら最初に戻るのがルール。つまり1からやり直し。
慣れてきたら吐く息により集中する。そうすると自然と吐く息が長くなります。その吐く息がきっかけに頭がスーッとしてくるようになれば進歩している証拠。まずはこの辺からスタートしましょう。
くどい様ですが、継続が大事。言い方を替えればこのブログのテーマでもある「日常が大事」ということ。
1年365日欠かさないということは、どんな優れた瞑想を1週間やるよりもパワフルです。
さあ、今この瞬間からスタートしましょう!
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