2024-01-01から1年間の記事一覧
以前から当院の尊格は、尊星王は言わずもがな、多羅菩薩、荼枳尼天もどうやら「星」と強い関わり合いをもっていることに触れてきた。 最近は、荼枳尼天の本地仏である「文殊菩薩」の修法をするために、文殊菩薩のお像を作成する過程で、文殊菩薩の考察記事を…
日本の密教系文殊菩薩の持物は、右手に智慧を象徴する法剣、左手に梵夾(ぼんきょう)を載せた青蓮華を持つ姿がポピュラーです。青蓮華を持たず直接に梵夾を持つケースもよく見かけます。 ちなみにチベット密教では、持物は日本密教と同じだが、法剣を振り上…
タイトルを見て「そんな訳あるか!」と思いましたか? いやいや、皆さんも経験あると思います。 心理学的に解釈すれば深夜になると、無意識の活動が活発になるのか、心の声が頭の中でこだましてるのでしょう。念の為、病気じゃないてすよ?……多分?!(笑) …
文殊菩薩のお姿は少年ということは案外知らない人が多いと思います。 また仏教の尊格の中でも明確に「少年」という事をうたう尊格はレアだと思います。 余談だが、美術品という切り口で、「少年の姿をした仏像」で、真っ先に思い浮かぶのは「興福寺の阿修羅…
先に「文殊菩薩」のお像作成の話題を記事にした。 なのでしばらくは文殊菩薩ネタが増えるかもしれません!? さて文殊菩薩といえば「三人寄れば文殊の智恵」というくらいに「智慧を司る仏」ですね。 例えば、我々の日常に話を落としむとするなら、受験生が頼…
【月例札の発送についてのご連絡】 月の上旬発送だった月例札の発送が遅れがちになり、都度このブログでご案内をしておりましたが、8月はお施餓鬼などで修法が通常月より圧迫してしまい昨日(8/31)の発送となっております。 ※月例札:准胝仏母月例祈祷、人型…
先日の三峯神社参拝のお話を少し続けたいと思います。 前回の記事で、神仏分離・廃仏毀釈以前の三峰神社は修験のお寺であったことを書いた。 ryona.hatenadiary.jp 通常は廃仏毀釈でお堂や仏像は排除されるのが通例だが、当時、三峯神社は仏教関係の建物が排…
昨日「三峯神社」に参拝した。 「三峯神社」は埼玉県の秩父地方にある有名な霊場なので特に関東圏の方はご存知の方は多いと思います。特に「おいぬさま信仰」で有名であろうか。 ただ、知る人ぞ知る、ここはもと天台寺門系本山派修験道、関東最大の霊場。そ…
本日は、金翅鳥院の施餓鬼万霊供養の当日準備と式衆のため伺いました。 するとなんと!お寺ではとんでもなくかわいい生き物が出迎えてくれました! なんだか分かりますか? そうです。「フェネック」です。「パインちゃん」というお名前の男の子。 ところで…
またまた久しぶりの投稿になってしまいましたので、近況報告していきますね。 まずは先週は、ようやく拝み終わった荼枳尼天の香合仏を発送させていただきました。 早くに申し込まれた方は、ずいぶんとお待たせしてしまい申し訳ございませんでした。 また発送…
私がよくやるミスに「説明が足りない」ということがある。 「これは当然わかってるだろうから」といって話を端折るパターン。 前回のブログ記事でもやってしまいました。 お施餓鬼についてもう少し詳しい説明が必要だったようです。 確かにお施餓鬼の説明は…
当道場「准胝院」にて施餓鬼万霊供養受付開始します。 以下リンクよりお申込みください。 お施餓鬼申し込みフォーム 供養はご先祖さま、亡き親族、水子さん、ペット、その他有縁の方等がご供養対象となります。 言わずもがな、お施餓鬼は困った境遇の餓鬼た…
「自己肯定感」という言葉をよく見かけるようになりました。 この言葉は、『読んで字のごとく、自分が自分自身を肯定的に評価する感情、態度のこと』です。 平たく言えば「俺スゲー」と、どれぐらい思えているか、ということです。 自己肯定感が高い(俺スゲ…
得意不得意がある現在のAI技術。 少し前の記事で『仏教はまだ「不得意」のジャンルかな?』と考察した。 前にも話題にしましたが、最近の調べ者はインターネットの「検索」ではなくもっぱらChatGPTを使っています。つまり全体的にはかなり優秀ということです…
「そのお像(時にはお札)拝みやすいですか?」なんて会話が行者同士、時には信者様でも話されることがある。 お像やお札に「拝みやすい、拝みにくいがあるか!」とこんな話にはピンとこない人も多くいるかもしれない ただ、長く信仰をしていて、また真面目…
荼枳尼天の香合仏が完成しました。下絵は自身で描いたオリジナルなので、他所では見られない独特のお姿です。ご覧の通り、かなり細かい下絵を描いたのですが小さい香合仏なのに細かく彫っていただき再現度高く作っていただきました。 ※ご用命の方は、下記フ…
『きっかけは何でもいい。仏縁とはそういうものだ』 と言う話をしましょう。 私がもっともご縁のあるご尊格と言えば、むろんご本尊の准胝仏母だ。 ではこの「ご縁」がもっとも強かった本尊の准胝仏母との出会いはどうだったのか? という話をしたいと思いま…
記事の更新が滞りまして申し訳ございません。 さて、最近仕事でChatGPT4oを多用しています。これはなかなか使えますね。質問形式でお願いすると、ほんの数秒で答えを出してくれます。 ネット検索との大きな違いは答えを読みやすい文章にまとめて返事をくれる…
ご縁の方の応援で、女子ボクシングの観戦をしてきた。 場所はボクシングの聖地『後楽園ホール』だ。 昔、テコンドーの補助訓練としてボクシングジムに通っていた頃、同門の方の応援で何度かこの後楽園ホールには来ている。 この後楽園は独特の空気感があって…
猫動画はつい見てしまいます。 お勧め動画を2本。 歌の上手いニャンコです。猫にも歌の才能ってあるんですね(笑) 歌のうまいにゃんこhttps://t.co/5BknSCf6dy — 里見亮和(僧侶) (@lQQznyjr3d4XhpR) 2024年5月27日 同じ「猫と歌」というテーマで。 ちょっと…
僧侶としての自分 ビジネスパーソンとしての自分 修行者である自分にとっては、この立場の違いを「水と油」のように極端な立場の違いと捉えるということは全く間違っていると思っている。 その心は、自分に与えられた環境と言うのは、必要があって用意された…
『身体症状、つまり病気も心の訴えだ』 強引すぎるとは思うが、そう強く主張する心理学者がいる。 このブログで何度も紹介した、この人。 ja.wikipedia.org 病気は無論、西洋医学的に診断がつく。 ただ、『なぜその病気になったのか』は正直なところ分からな…
先月にも同様のお知らせをしていますが、各祈祷が終わるタイミングの都合上、元々月の第1週~遅くても第2週くらいに発送していたお札を、先月より第3週以降の発送になっています。 「あれ?到着が遅いぞ」と思われている信者様もいらっしゃると思いますが、…
荼枳尼天と言えば、文殊菩薩、如意輪観音、十一面観音などの「化身」と聞く。 私が授かった次第には「文殊大士行化の応作也」とあるし、尊像も文殊菩薩の三昧耶形の一つである「利剣」を持つお姿なので「文殊菩薩」を本地仏としている。 荼枳尼天は護法神と…
あなたの得意としている仕事。 絶対的な自信もある。 そんな自信のある得意な仕事…… さらに、最も大事な場面で…… 自信があるはずの仕事を人生で始めて失敗してしまったら。 激しく動揺し、取り乱して、失敗が更なる失敗を呼び…… メチャクチャな結果に終わる…
数日前、拙寺の本堂にある水瓶に足を引っかけて「バシャ」と水をぶちまけたことがあった。 割と大きな水瓶で2Lくらいの水がこぼれ、結構な「水浸し状態」となった。 「ああ、やっちまった!」 とブルーになりながらも大慌てでバスタオルに水を吸わせ、最終…
昨日の準備に引き続き、式衆として随喜します。 行ってらっしゃいニャ♥
『ダキニ天尊には別名として辰狐菩薩とか辰菩薩というお名前があるようですが、なぜ辰なのでしょうか?』 ブログの読者さまから、そんなコメントを頂いたのでご返答したいと思います。 平たく言えば『狐』がなんで『辰(たつ)≒龍』なんだ?って話です。 言…
『病気は疫病神の仕業である』 「疫病退散」という祈祷があるなら、そういうことになる。 ただ、ここに一つの「考え方」をヒントとして提示したい。 それは 『その疫病神はあなたを介してやってくる』 ということ。 先の記事で胃と大腸の内視鏡検査をして体…